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AND THE MUSIC OF STYX LIVE IN LOS ANGELES
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AND THE MUSIC OF STYX LIVE IN LOS ANGELES
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解説 - AND THE MUSIC OF STYX LIVE IN LOS ANGELES
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1. 帰ってきたクーカイ ★★ (2015-03-28 21:25:57)

 トミー・ショウも好きだが、デニス・デ・ヤングも好きだ。よって、デニスが元気にやっていることを示す本作を聴くことは、非常に気分が良い体験だ。
 本作は2014年3月18日に、ロサンゼルスのエル・レイ劇場にて収録された2枚組のライヴ・アルバムだ。エル・レイ劇場はキャパが最大770名。会場としては小規模だが、そのおかげで親密な空間でのパフォーマンスを堪能できる。
 収録された楽曲は、ほぼSTYXのベスト選曲。それにプラスして、デニスのソロアルバムのタイトル・トラック(「Desert Moon」)も収録されている。
 デニスの偉いところは、自分が作った楽曲だけをやる、というのではなく、トミーの楽曲も代表曲を余さず取り上げている点だ。ケツの穴の小さいことを言わず、観客が聴きたがっているであろう曲を、しっかりチョイスしている。あくまでSTYXの再現に拘っている、その軸に全くブレはない。
 それで、トミーがヴォーカルを取っている曲を、オーガスト・ザドラが唄っているのだが、この人のヴォーカルがトミーそっくりだ。本当に驚くほど似ている。良く探してきたと思う。
 44年(ライヴ収録当時)連れ添った愛妻のスザンヌもバック・ヴォーカルで参加。デニスの声はその艶と色気を全く失っていない。温かい雰囲気の中で展開されるパフォーマンスは、個人的に非常に感慨深いものがある。なにせ洋楽のアルバムで初めて購入したのがSTYXの『Kilroy was Here』だったので。
 お気に入りの一枚である。



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