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TO THE DEVIL A DAUGHTER (1984年)
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TO THE DEVIL A DAUGHTER
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解説 - TO THE DEVIL A DAUGHTER
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2015-04-12 23:06:28)

スティーヴ、デイヴ、ケン・クロフォードの3兄弟を擁してNWOBHM最末期に活動していた英国のバンドが、'84年にGUARDIAN RECORDSに残した唯一のフル・アルバム。
ヘタウマなジャケット、チープな音質、いなたいVoと、後発ながらもNWOBHMの伝統をきっちりと受け継いでいる頼もしき(?)本作ですが、音の方にまでNWOBHMらしい荒々しさや疾走感を期待すると、3兄弟による息の合ったボーカル・ハーモニーに彩られた、時にポップにさえ感じられるウェットでメロディアスな作風に、間違いなくスカされることになりますのでご注意を。
味のある楽曲の連なりが醸成する「雰囲気」によって聴き手を「酔わす」タイプの作品ゆえ、強烈なインパクトを焼き付けられる名曲は見当たりませんが、このバンド最大の武器たる、シケシケな哀愁のメロディをのべつまくなし紡ぎ出すツインGは、印象的にハモリまくるOPナンバー①から、早くも英国メタルの旨み全開。悶絶モノの泣きと劇的さで迫り来る③と、哀メロと三連ビートの組み合わせがUFO“DOCTOR, DOCTOR”を思わす⑥なんて、PRAYING MANTISやHERITAGE辺りを好むマニアならば無視できない存在感を発揮してますよ。線の細いVoさえも、ここではその頼りなさが逆に楽曲の叙情性を引き立てているように聴こえてしまうのだから不思議。
「NWOBHMのメロウ・サイドに属する隠れた逸品」との評価に偽りなし。な1枚。



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