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Time's End (失恋船長)
Time's End / Time's End (火薬バカ一代)
Time's End (火薬バカ一代)
The Path / Too Late For Living (火薬バカ一代)
Returning / Too Late For Living (火薬バカ一代)
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Star Pilot / Too Late For Living (火薬バカ一代)
Too Late For Living (火薬バカ一代)


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Too Late For Living

シンガーのジョシュ・クレイマーのパフォーマンスがロブを彷彿とさせる事でマニア筋の間で話題になったバンドの2nd。本家が『TURBO』から『RAM IT DOWN』だっただけに、こちらは初期の匂いは発散しつつも時代性にアジャストした作りになっており、ある意味、こちらの方がらしいんじゃないのかと思える程の完成度を披露。モノマネではなく、この声ならやっちゃう方が無難だろう、イヤイヤむしろ無理に避ける方が不自然だよ、言えるほどのロブ・ハルフォードな歌声を存分に生かした厳つ目の楽曲は、全てにおいて前作を凌ぐ出来栄え、また力んで歌うだけでない⑤のような肩の力を抜いたナンバーにおける憑依ぶりには目を見張りますね。JPのモノマネだとマニアから激しく言われたら、ギャフンとしか言い返せませんが、でもこのレベルでやられると文句も出ませんね。似ているけど、やっぱり違うんだよなぁ、でもソックリなんだよなぁ、と微妙な空気を味わい、彼らのオリジナルティな部分と本家に肉薄するダイナミズムを楽しみたいですね。

失恋船長 ★★★ (2016-09-26 13:13:20)


Time's End

なんとなくバンド名から推察出来るオレゴン州出身クリスチャンHM/HRバンドが1986年にリリースした1st。のっけからJP風味満載の楽曲で幕が開け、そのまま最後まで突き進むヤリきり感が清く『Point of Entry』あたりのアルバムに収録されていても気がつかない程のクオリティを保持、まさに本家に肉薄する勢いだ。手触りのよいキャッネスさや単純明快な疾走感はないが、メタルってのはこういう曲を指すんじゃないのと言えるミドルナンバーの数々に大いなる期待感を抱かされますね。生粋のJPマニアを自負する猛者なら手にとって本家との比較をするのも楽しみでしょうね。単なるフォロワーで片付けるのは惜しいと思いますよ。

失恋船長 ★★ (2016-09-26 12:50:06)


Time's End / Time's End
MALICEの“ROCKIN' WITH YOU”と双璧をなす
「まるで“METAL GODS”」なアルバム表題曲。
聴く度に笑ってしまいますが、嫌いじゃありません。

火薬バカ一代 ★★ (2015-09-20 19:58:12)


Time's End

名曲“LEGIONS OF THE DEAD”を収録する自主制作EP『WARRIORS OF THE SON』で'84年にデビューを飾った4人組が、'86年にPURE METAL RECORDSから発表した1stフル・アルバム。
ロブ・ハルフォードの生霊を憑依させたかのようなシンガーのイタコ真っ青な歌唱を筆頭に、JUDAS PRIESTに瓜二つな音楽性がマニアの間で評判となった彼ら・・・と書くと、単なる物真似バンドと思われるかもしれませんが、逆に「メタル・ゴッドと聴き紛う程のクオリティを有していた」とも言えるわけで。
もっさりとした音質に、まとわりつく垢抜けないマイナー・メタル風味と、アメリカのバンドらしいキャッチーさが加わった2nd『TOO LATE FOR LIVING』の名盤っぷりにはまだまだ及ばないまでも、デビューEPに比べると肩の力が抜け、ロブ・ハルフォー度を増したシンガーの歌唱から、前作より練られたフレーズを閃かせるようになったGまで、バンドとしてのレベルは格段にUP。中期JUDAS PRIESTばりの光沢を放つ③⑤⑧といった正統派HMナンバーが提示するカッコ良さは、(ゴールドクロス級とまでは行かずとも)とりあえずブロンズセイント並の破壊力は感じさせてくれる逸品です。
車田まさみ風に言うところの、「彼らはようやく登り始めたばかりだからな。この果てしなく遠いJUDAS PRIEST坂をよ・・・」と、SAINTの今後に大いに期待が持てる1枚。(事実、次作で大当たりを出してくれる)

火薬バカ一代 ★★ (2015-09-18 00:57:59)


The Path / Too Late For Living
爪弾かれるアコギをイントロ代わりに
力強く、壮大に盛り上がっていく曲調が
“METAL GOD”を思い起こさせるエピック・ソング。
どうでもいいことですが、何度聴いてもサビメロは
“ド~スケベ~が~い~た~♪」と歌っているように
空耳してしまいますね。

火薬バカ一代 ★★★ (2015-04-28 00:26:25)


Returning / Too Late For Living
ロブ・ハルフォード似のシンガーばかりが
俺達の武器じゃないぜ!とばかりに
2ndアルバム・リリース前に加入した新ギタリストが
実力をスパークさせるインスト・ナンバー。
この曲に限らずアルバムの至るところで
フラッシーなGの腕前を閃かせるこのGの加入で
バンドの格は間違いなく数段上がりましたね。

火薬バカ一代 ★★★ (2015-04-28 00:19:49)


Accuser / Too Late For Living
これまたシンガーのロブ・ハルフォードくりそつな
歌唱に驚かされる疾走ナンバー。
実際のところ声を張ると御大ほどの神々しさは
感じられないのですが、中音域で、抜いた声で
歌っている時の「ロブ・ハルフォー度」の高さは
リッパー、ラルフ・シーパーズ、ジェイムズ・ニールといった
ライバル勢を全く寄せ付けないレベルに達していますよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2015-04-28 00:14:05)


Star Pilot / Too Late For Living
早口Voからエコーの掛かり具合まで、ジョシュ・クレーマー(Vo)の
神罹ったロブ・ハルフォードそっくりさ加減に驚かされる疾走ナンバー。
それだけでなく、ドーナツ化現象が危惧され始めていた
当時の米国HR/HMシーンで、迷わずド直球の正統派HMが貫く楽曲自体も、
『BRITISH STEEL』期のJUDAS PRIESTを思わすカッコ良さで、
非常に良く出来ています。

火薬バカ一代 ★★★ (2015-04-28 00:08:08)


Too Late For Living

JUDAS PRIESTのソックリさんぶりがマニアの間で語り継がれる、オレゴン州セイラム出身の4人組聖闘士(違う)が'88年に発表した2ndアルバム。
デビュー当初の青銅聖衣から、立派な黄金聖衣へと華麗なる衣替えを果たし「SAINTの最高傑作」と評判を得る本作は、OPナンバー①からしてバイクのエンジン音でスタートする等、いきなりJUDAS PRIEST大好きっ子ぶり全開。特にシンガーの「ロブ・ハルフォー度」の高さは半端なく、レンジの広さは御大ほどじゃありませんが、中音域で歌っている時のソックリさ加減と来たらMALICEもたじろぐレベル。疾走曲②でリズムに対して早口気味に歌メロを追っ付ける所や、③のヴァースを抜いた声で歌ってる箇所なんかロブそのもの。吹き出すと共に感心せずにはいられませんて。
よくよく聴けば、楽曲自体はJP「風」ではあってもそのまんまってわけじゃなく(シングルG編成ですし)、⑧みたいな如何にもアメリカンな爽やかなロック・ソングも収録されてたりするのですが、しかしながら、この声で歌われると否応なしに鋼鉄神っぽさが吹き込まれるのは事実。
何より、新ギタリストの有能さが遺憾なく発揮された④やインスト曲⑥、そしてサビが「ドスケベがいた~♪」に聴こえてしまう重厚な⑦等、タイトに締まった楽曲がテンポ良く繰り出される本編を聴くと、彼らが単なるモノマネで満足せず、ちゃんと良い曲を生み出すべく研鑽を積んでいるバンドであることが伝わって来ます。
似てるから良いのではなく、優れてるから良い作品なのですよ!と、内なる小宇宙を燃え上がらせながら力説したくなる1枚。

火薬バカ一代 ★★★ (2015-04-25 11:50:02)