Suffocationの7th。 of the Dark Lightのところでこの作品を消化不良だと書いてしまいましたが、今改めて聴いてみると結構良いと思います。 1、4、5、6曲目は代表曲になると思うくらい出来が良いと思います。 後は比較的、派手な音質に反して地味な楽曲が並んでいるイメージがありますが、悪くはないと感じます。 特に7〜9曲目なんかは先に挙げた4曲とは違って派手さ、キャッチーさは抑え気味で、オールドスクールな造りの曲に僕は感じました。 個人的に少し気になったのは2曲目で、もう少し先の展開があってから終わっても良いんじゃないかと思うくらい、物足りない楽曲に感じました。ただインパクト大の1曲目の余韻と勢いがあって、あまり気にならないとは思いますが。 で、その1曲目ですが、かなり名曲でメロディと勢いが両方備わった最強の曲です。これだけのためにこのアルバムを買っても損はしないと思うくらいです。 4曲目も1曲目に劣らずキャッチーでインパクトが強い曲だと思います。疾走曲ですし、メタラーならノリノリで聴けるはず。 あと5曲目はSuffocationらしくない抒情性を含んだミドルテンポの曲で、かなり異色な雰囲気を放っていますが、これもかなり良い曲で僕のお気に入りです。 次の6曲目はこれまた疾走曲ですが、メロディを多分に含んだ曲で、これもまた異色と言えるでしょう。しかし、of the Dark Lightの方針を決めたのはメロディアスな要素を含んだこれらの曲なので、次作への重要な掛橋のような役割を果たしたと僕は思います。 そんなわけで、この作品がなかったら次作もなかったと僕は思うので、Suffocationのディスコグラフィーの中で初期作に劣らず重要な位置にあると思います。