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ORAKLE
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Eclats
(Usher-to-the-ETHER)
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Eclats
2015年発表の3rd。
…これは最早ブラックメタルというより、エクストリームメタルの要素も若干あるプレグレメタルと言った方が良いくらい、プログレ要素の濃いブラックですね。ディープなグロウルや疾走パートなどもあるものの、基本的にはジャズに影響されたような引っ掛かりのあるリズムと、それを中心に展開される知性的アンサンブルで聴かせる音で、ヴォーカルもマイルドなクリーンパートの比率がかなり高め。
個人的に特筆すべきなのは、楽曲の雰囲気にEMPERORの「Prometheus」アルバムであるとか、IHSAHNの「After」以降のプログレ・前衛路線を強めた作品群であるとか、あれらの作品と共通するような、ダークな神話的・神秘的な世界観が感じられることですね。特にギターの、熱に浮かされながら悪夢を見ているかのような、生理的な部分にまで訴えかけてくる神秘性を感じるフレーズがもうたまりません。
これは凄く良いアルバムだと思います。攻撃性とかストレートな邪悪さとかは望むべくもありませんが、全編を通じてどこか深遠で神秘的な雰囲気の裏に悪意が隠されているような雰囲気が漂っていて、フレーズや展開のひとつひとつにわくわく出来る作品です。ポスト/アヴァンギャルド/プログレッシブブラックに抵抗が無いようでしたらお勧め。後期EMPERORやARCTURUS、IN VAINなど北欧のエリート達にも通じる空気感を演出できる稀有なバンドです。
Usher-to-the-ETHER
★★★
(2015-06-03 22:04:32)
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