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CARMALITA (1983年)
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CARMALITA
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解説 - CARMALITA
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2015-06-18 15:32:26)

カナダ出身のティム・フィーハンが1983年にカナダのインディーレーベルからリリースされた2nd(2002年にめでたくCD化されております)「うーむ森永ココアには髭が良く似合う」なジャケに映るチャールズ・ブロンソン「狼をさらば」な立派なムスタッシュぶりに後の垢抜けた姿と同一人物に見えないのですが、今作で聴ける洗練されたAOR系のハードサウンドが奏でる清々しい高揚感は実に気持ちがよく、どんよりとした梅雨空を恨めしい気持ちで眺めるなら、今作を聴き気分だけでもリフレッシュしたいものです。軽快なオープニングナンバーに、温かみのある歌声が優しく寄り添ってくれるバラード④憂いのと弾けるポップセンスに胸キュン必死な⑧美しいピアノの音色に導かれる感動のバラード⑨、この曲デュエットソングで相手を務めるのはミスターグラミー賞でお馴染みのデヴィット・フォスターの全面バックアップを受けて後にデビューを果たす女性シンガー、ヴィッキー・ボスが見事な歌声で華を添えてくれます。楽曲も粒ぞろい
、大衆性を帯びたロックサウンドはシャレたシャラシャラとしたギターと軽やかなキーボードを主軸とした楽曲にハードさは皆無ですが、時には大人の魅力溢れるAOR系のハードサウンドを聴き耳を休めるのも一興でしょう。上手い歌に爽快感溢れる良質なメロディとくれば歌モノ派にはたまらん魅力がありますよ。




2. 火薬バカ一代 ★★★ (2023-03-02 00:04:54)

トロピカルな名曲“LEAVING FOR MAUI”を母国カナダで大ヒットさせたことで知られるエドモントン出身のAORグループFOOTLOSE(同名の青春映画とは無関係)。その中心メンバーであり、グループ解散後はデヴィッド・フォスターに才能を認められ全米デビューも飾っているシンガー/ソングライターのティム・フィーアンが、まだ駆け出し時代の’83年に地元のインディ・レーベルからリリースした2ndソロ・アルバム。
国内盤CDのリイシューを中田利樹主宰のCOOL SOUNDが手掛けていることからもお察しの通り、本作で披露されているのは、80年代らしく軽快にシンセを効かせたポップで親しみ易いAORサウンド。この手の作品は心地良く聴ける反面、刺激に乏しくいつの間にか聴き終わってしまっているボンヤリBGMにもなりがちなのですが、本作はティムの溌剌とした歌いっぷりといい、バックを支える楽器陣の存在にもフォーカスした音作りといい(プロデュースは自ら担当)、かなりロック・サイドに寄った仕上がりとなっています。
無論、キャッチーに弾む①に始まり、女性Voとのデュエットによるソウルフルなバラード⑩にて幕が下りる本作の基調となるのは、スロー~ミディアム系の楽曲。されどその合間に配置された、アップテンポのリズムとポップなメロディの取り合わせが秀逸な②、G主導で突き進んでいく本編随一のハード・ナンバー⑤、哀愁のメロディがリズミカルに踊る⑧といった歯応えのある楽曲が全体の流れに起伏を生み出し、自分のようなメタル者が聴いても集中力が途切れることがありませんでしたよ。
HR/HMリスナーにとってのAOR入門盤にもお薦めできる1枚ではないでしょうか。



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