この曲の始めのリフはスケール的に見ればただのフリジアンなんだけど、個人的な解釈では、エオリアンにナポリのⅥのコードトーンを入れたものだと思っていて(この方がフリジアンと考えるよりもEm C F Bという綺麗なコード進行が出来る。多分この時のジョンはコード進行の知識もないだろうから、そんなことは考えてないだろうけど)、それがシンプルながらにとてつもなくかっこいいんだよな。 このアルバムの全てがこれのように調性のある曲であれば(無調であってももっと面白いメロディが詰まっていれば)僕にとっては名盤だったかもしれない。 僕は前から思っていたんだけど、Phobophileを好きな人ってのは結局、調性のあるメロディアスなものが好きってことだよね?
Dead and drippingとかは確かディミニッシュスケールだったと思いますが、この曲の始めのリフは違いますよ。 上で言ってるナポリの云々というのはこのメロディをフリジアン的な捉え方ではなく、ナチュラルマイナースケールに一時的にナポリのⅥのコードトーンであるルートの半音上をメロディとして使っているのではないかと言うことです。 それに始めのピアノの部分は普通のマイナースケール(キーE)のメロディなので、やはりフリジアンではないと思います。 ちなみに僕がこのメロディに当てはまると思うコード進行はこうです。 ミシミシ(Em)ドレドシラソ(C)ファラドファ(Fここがナポリかな?)シドシラ(B) しかしこの曲は、というかデスメタル自体、ベースがギターと同じフレーズをオクターブ下で弾いちゃってるので、コード進行の突き止めようもないんですがね。 ここに書いた中に僕の思い違いで間違った部分もあるかと思いますが、そこはご容赦ください。