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ZUR SPäTEN STUNDE / ZEITRäUME
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解説 - ZUR SPäTEN STUNDE / ZEITRäUME
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2015-09-02 23:39:25)

2013年発表の2nd。

一言で言えば、実験性とドラマ性が同居した、優良な鬱ブラックという感じでしょうか。ドゥーミーに引き摺るノイジーなリフと、独特の音響が精神世界的な非日常性を演出するフレーズを組み合わせ、精神が崩壊していく過程を描くかのような、異様な雰囲気の漂う音。多分にエクスペリメンタルな音ですが、展開のドラマ性もかなり重視されていて、楽曲のレベルはかなり高いと思います。

この作品、前半の4曲が「Zur Späten Stunde」、後半が「Zeiträum」というタイトルの二部構成になってますが、二部で連続性がありつつも楽曲の色が変わるのが面白いですね。前半が精神崩壊に至る様子だとしたら、多彩かつ前衛的なキーボードやノイズの音色を取り入れ、更に実験性を増した後半部は壊れた心が暗闇を彷徨っているような印象でしょうか。

ユニークな音使いが聴いていて面白く、楽曲展開も練られておりハイクオリティですが、ヴォーカルが鬱ブラック特有の苦悶声な辺りが若干聴き手を選びそうな感じはします。鬱ブラック好きのみならず、実験性がダークさや異常さに向かう音が好きな方にも推薦。



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