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THE ACT OF DEGRADATION
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解説 - THE ACT OF DEGRADATION
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2015-09-13 11:24:56)

2002年発表の1st。
現時点では、フルアルバムはこの1枚のみみたいです。

「Ad Noctum」期のLIMBONIC ARTを髣髴とさせる、マシンドラムによるブルータルなリズムを前面に押し出したシンフォニック・ブラック。音色にチープさを感じはするものの、耳元で凄まじい勢いで「スココココココ!」と鳴り響くドラムが小気味良いですね。若干キーボードの音色に対して浮き気味なのも良い味を出しているというか、ユニークな聴き心地になっていて面白いです。

ただ、当時のLIMBONIC ARTと比べると、メタリック部分により比重が置かれた音なのがポイントでしょうか。特にギターリフはメロブラ・メロデス並に動きが多く、聴き応えのあるものなのがいいですね。シンフォニックさと打ち込み特有の暴虐性を掛け合わせた作風でありながら、あからさまにDISSECTIONリスペクトっぽいリフとヴォーカルの掛け合いなんかもあるのが意外。

個人的には、LIMBONIC ARTの「Ad Noctum」に於ける、キーボードやギターリフが聴こえにくいレベルのデカさのドラムはちょっと微妙だと思ってたので、これくらいの小気味良さがいいな…と思ってしまったり。なかなか印象深い作品です。



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