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Liars/Bastards (Usher-to-the-ETHER)


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Liars/Bastards

2014年発表の2nd。
あの名門Candlelightからの発売です。

前作は未聴ですが、評判を聴く限りでは個性派の鬱ブラックとして注目されていたようですね。但し今作は、ブラックメタルの要素は殆どなく、鬱インダストリアルとでもいうべき、打ち込みやキーボード、サンプリングなどが主体の音楽に。ギターも入ってますが、ノイズやフィードバックなど音響効果的に使われており、鬱ブラックとは一線を画した使い方がされている感じ。

打ち込みリズムの淡々とした響き、キーボードのアトモスフェリックな音色が破滅し、荒廃した都市の成れの果てにいるかのような、絶望的な光景を臨場感を持って体験させるような音は、ジャンルは変わっても魅力的。ただヴォーカル…これはちょっと酷くないですか…?有って無いようなメロディのラインを、聴いていていたたまれなくなるような微妙な声色で歌い続けていて…ぶっちゃけ聴くのが辛い。声フェチなのでこれは超マイナスですね…。

雰囲気作りが上手く、またその雰囲気も私の好きなものなので、ヴォーカルが無ければ☆3つ献上なんですが…いかんせんヴォーカルが…。やっぱりJ-POPから音楽に目覚めた人としては、ヴォーカル入れるなら魅力あるものでないと受け付けないです。

Usher-to-the-ETHER (2015-09-14 21:58:32)