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NIGHTMARE THEATRE (1985年)
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NIGHTMARE THEATRE
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解説 - NIGHTMARE THEATRE
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2015-09-21 22:21:59)

突如HR/HMシーンに現れた、謎の(というか、そもそも誰も正体を知りたがらなかった)覆面スラッシャー、EXORCISIT。ジャケットのインパクトも強烈な本作は、彼らが'86年にCOBRA RECORDSに残した唯一作で、スラッシュ愛好家が「EXORCISTは実はVIRGIN STEELEの変名バンドだったのです!!」と、いくら!!マークを多用して熱弁を振るっても、堅気のメタル・ファンからは「それがどうした」ってな醒めた(至極ごもっともな)反応しか返ってこなくてしょんぼりする1枚でもあります。
尚、マスクの下の正体はVIRGIN STEELEですが本編にエピック・メタル的要素は皆無。ラフなプロダクションに、メロディ無視でダーティに吐き捨てるダミアン・ラス(デヴィッド・ディフェイズ)のVo、チリチリとした音色でササクレたリフを刻み、狂ったようにソロを弾き倒すG、押して押して押しまくるリズム隊・・・と、徹頭徹尾、アングラ感満載のスラッシュ・サウンドを実践しています。
但し、不気味なSEやインスト曲等を曲間に配置して、見世物小屋的いかがわしさというか、ホラー映画ライクな雰囲気を演出してみせる手腕には、(方向性は異なるものの)VIRGIN STEELEに通じる「大仰さ」に対する拘りが感じられなくもないかな?と。
昭和のSLIPKNOT・・・と言ったら明らかに褒め過ぎですが、個人的には結構お気に入りの1枚。切り立ったGリフが荒々しく突進する③や、スピード・メタリックな⑫とか、かなりカッコイイ出来栄えですし、確か収録曲の幾つかは後にVIRGIN STEELEのアルバムでもリメイクされた筈。




2. 失恋船長 ★★★ (2015-10-17 20:52:58)

バンド名「エクソシスト」に「ナイトメア・シアター」ってアルバムタイトルに不気味なジャケットとくれば、思わず手に取りたくなりますよね。蓋を開けてみれば実はヴァージン・スティールのメンバーが在籍する覆面バンドとなるわけですが、時流にのるかのようなラフでダーティなスラッシュサウンドに、どちらかと言えば高尚なサウンドと言えるヴァージン・スティールを想像すると完全に肩透かしを喰らいますが、チープなサウンドの上をジリジリと掻き鳴らされるノイジーな高速スラッシュサウンドにマニアならずとも引き寄せられるでしょうね。ホラーな世界観を巧みに演出するSEやインストを盛り込み往年のホラーオムニバスドラマ「クリープショウ」や「フロム・ザ・ダークサイド」などを想起させるようなダークな演出はコンパクトにまとめたスラッシュナンバーと供に小気味よく駆け抜けイメージ通りの展開とも言えるでしょう。人によっては騒音扱いされそうなんですがチープな音質だからこそ聴けるリフとスピード感、ノイジーだがキレのあるサウンドは爽快感と、危険な刃の上を歩かされるようなゾクゾクトしたスリルがあり刺激的かつ衝撃的に耳に飛び込んできますね。


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