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DETONATION (1987年)
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DETONATION
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解説 - DETONATION
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Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2016-02-01 13:41:29)

派手目のリードプレイが印象的な①で幕が開けるクリスチャンメタルバンドの2nd。重量感のあるメリハリのある展開が耳を惹く②と続き前作で感じたSTRYPERにも通ずるような甘さを排除。よりソリッドに硬派な仕様に変更してきた意欲作。音質もだいぶマシにはなったがダイナミズムに欠ける甘い作りが残念。これではこの路線がいかせんわなぁと思いますが、まさにメイデンやプリーストといったスタイルを踏襲するクリスチャンメタルという住み分けが無用の硬派なスタイルにはグイグイと引き寄せる要素も大。メロディを生かした正統派サウンドが好きな人なら大いに楽しめるでしょうね。1987年にポップにならず逆にハードに迫る心意気が憎いじゃありませんか。



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2017-08-06 23:48:53)

ワシントン州シアトルにてマイケル・ブラッドグッド(B)により結成され、後にプロデューサー業やソロ・アーティストとしても活躍するデヴィッド・ザフィーロがフロントマンを務めていたことで知られるバンドが、’87年にFRONTLINE RECORDから発表した2nd。
STRYPER、WHITECROSS、BARREN CROSSを含めた「4大クリスチャン・メタル・バンド」(そんな括りがあったんかい)の中では唯一国内盤がリリースされていないこともあり、日本での知名度は今一つな印象ですが、作品の質の高さでは上記3バンドに勝るとも劣りません。
派手なライブ・パフォーマンス等がキリスト教右派から批判され、本国よりも欧州での人気が先行したという逸話に相応しく、本作において彼らが聴かせてくれるのは、ヨーロピアンな風情も漂わす硬派な正統派HM。特にイントロからフラッシーに炸裂するG、ゴリゴリと骨太なアクセントを加えてくるB、粗い声質のシャウトがメタル向きのシンガーが歌う、思わず合唱を誘われるキャッチーなメロディを伴い疾走するOPナンバー①は、挨拶代わりの一撃とでも言うべき名曲。更にACCEPTばりの重低音コーラスをフィーチュアした勇壮な②がその後に続いた時点で、個人的には本作の出来の良さを確信させられた次第。そして勿論その期待は裏切られることなく、本編にはこれ以降も、讃美歌調に響き渡る重厚なサビメロがドラマティックな⑥、攻撃的な曲調とミュージカル仕立ての歌詞(キリスト処刑にまつわるピラト総督の伝承)を組み合わせた⑧等、印象に残る楽曲が途切れることなく連続します。
インディーズ制作ゆえのパサついた音作りには難ありなれど、気合迸る本編はそれを補って余りあるカッコ良さ。彼らの他の作品もチェックせねばという気にさせられる1枚です。



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