はっきり言って、超名盤です。 グレンのHR界での偉業が改めて生命を吹き込まれてます。 これに匹敵するライブ盤は、そうザラにはないです、ほんと。 はじめは中古で買ったんですが、あまりの素晴らしさに新品で買い直しました。(笑) しかし、"BURN"でいきなりテンションMAX,その勢いで序盤は走り、 中盤には「聴かせる」曲で聴くものを恍惚の世界に誘う。 "STILL IN LOVE WITH YOU""COAST TO COAST"なんかは涙なしには聴けません。 そんでもって"LADY DOUBLE DEALER"などでまた盛り上げ、 アンコールには"I GOT YOUR NUMBER",そんでもって "STORMBRINGER"じゃ、もう信者になるしか。 ちなみに"KISS OF FIRE"は「TALK ABOUT IT」に収録。
日本国内で録音された数ある「LIVE IN JAPAN」アルバムの中でも正に最高と言っていいほどの燃焼度と音の良さ! グレン・ヒューズのキャリアの一つのピークが記録されている。 オープニングの「バーン」などいつ聴いても鳥肌がたつ。現在は廃盤とのこと。こんなすごいアルバムを市場に出さないままでいいのか!
ドラッグで身を持ち崩して過去の人になりつつあったグレン・ヒューズ、起死回生の一撃となった力作『FROM NOW ON・・・』リリースに伴う日本公演(前座はスウェーデンのFORTUNEでしたっけね)の模様を捉えたライブ・アルバム。 「THE VOICE OF ROCK」コールに導かれ、いきなりド級の名曲“BURN”によって幕が開き「掴みはOK!」となるショウは、当時の最新作『FROM~』からのナンバーを中心に据えつつ、DEEP PURPLE、TRAPEZE、HUGHES/THRALLの名曲も要所に配置される等、その豪勢なセットリストはまさしく「ヒストリー・オブ・グレン・ヒューズ」といった趣き。その上でクスリ断ちに成功し、心身ともに絶好調なグレンが熱の篭ったパフォーマンスを繰り広げてくれるのだから、これで盛り上がらない訳がない。 バックを固める北欧ミュージシャン勢も、テクニカル&ヘヴィ・メタリックな演奏で彼を的確にサポート。のみならず、彼の地独特の透明感をもってグレンの「黒っぽさ」や「ファンキーなノリ」を中和する役割も果たしており、特に、メロウな叙情HRナンバー“FROM NOW ON・・・”と、TRAPEZE時代の名バラード“COAST TO COAST”におけるパフォーマンスは、両者の持ち味の最良の部分が見事に引き出されていて圧巻の一言。ソウルフルに炸裂するグレンのハイトーン・シャウトには魂が震えるってもんですよ。 それまで知識としてしか知らなかったグレン・ヒューズというシンガーの凄味を、実感を伴って理解させてくれる1枚。ゼロ・コーポレーションが残した数々の遺産の中でも一際眩い輝きを放つ「LIVE IN JAPAN」物の傑作だと思います。(あからさまに手が加えられている歓声の処理は評価が割れるところかもしれませんが、個人的にはこれは「有り」)