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Geistfahrt (Usher-to-the-ETHER)


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Geistfahrt

2013年発表の1st。
日本のMaa Productionsから…ということで買ってみた一枚。タイトルの意味は精神の運行…でしょうか?じわりじわりと魂が向こうの世界に引っ張られていくような音にはピッタリのタイトルですよね。

流石に、日本のレーベルが目を付けるだけのことはあって、鬱ブラックとしての完成度はしっかりしたものがありますね。全体を通じて、叙情的ながら緩やかに破滅に向かいつつあるようなメロディ、アコギやストリングスを使ったメランコリックなムードの演出などは上質ですし、ヴォーカルもなかなか真に迫っていて悪くないです。

ただ、若干ですが音の濃密さがちょっと足りない気も…。この手の音なら、もっと厚みがあって、聴いていて飲み込まれてしまいそうになるような音の方が好みなんですよね。特にバンドサウンド部分がちょっと軽いかなー、と感じてしまいます。ドラムの音が軽めなのは、音にジャジーな(?)軽快さを加味しているようにも感じられ、よりポストブラック然とした音になっているので悪くはないですが。

個人的には良質だけど、あと一歩何か欲しいな…という感じですね。緩やかに破滅するような叙情性はかなり好きですが。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2015-12-02 12:28:02)