EMPERORが解散後に出したベストアルバム。 このCDはベストサイドとレアサイドに分かれているため、オリジナルアルバムを全て持っている人でも購入する価値があると思います。 ベストサイドはオリジナル収録曲ばかりですが、スプリット盤の「WRATH OF THE TYRANT」が収録されていたり、「YE ENTRANCEMPERIUM」「WITH STRENGTH I BURN」「IN THE WORDLESS CHAMBER」といった名曲たちも収録されているため、新規ファンにも元からファンだった人にもアピールできるアルバムです。 対してレアサイドは中盤は実験的な曲ばかりですが、5曲目までのカバー曲連打がかなりいい感じです。 特にBATHORYの「A FINE DAY TO DIE」、MAYHEM「FUNERAL FOG」のカバーがかっこいいです。 この中ではMAYHEMのみ原曲の音源を聴いてますが、なんだかバンドに対する愛情を感じるようなカバーでとても良かったです。Atilaが普通声でコーラス入れるならこうするだろうなぁ…というのが伝わってくる感じです。