ライブ音源+Grand Declaration of Warのプリプロダクション(要はデモ)のミニアルバム。新曲は無し。このアルバムでスゴイと言えばやはりHellhammer氏の*チガイ的なドラミングだろう。『手はちゃんと2本ですか?』と質問したくなるような凄まじいまでのブラストビート・フィルイン・ツーバスは恐らくMayhemのアルバムの中でもトップクラス。トリギングしてるとはいえ、これ程までの激烈なプレイをできる彼には本当に恐れ入る。かなり複雑な展開をしている2ndの曲をいともたやすくこなすBlasphemer氏のギター、Necrobutcher氏のベースにも参る。有刺鉄線をマイクスタンドと腕に巻きつけて、血を噴出しながらスタンドを引っ張りあげるManiac氏にはもっと参る。
2回目のレヴュー失礼します(笑) <ライブ音源> 一言で言うと、音質の良すぎるライブ音源、ですね。 各パートの分離がハッキリしていて、あれだけの複雑な曲(特にドラム)ながら、 何をやっているかちゃんと分かります。ただ、あまりにもカラッとし過ぎていて ギターの重低音が余り効いていない様な気がするのが少し不満です。 個人的にはMediolanum capta est位が理想ですね。 プレイの方はもう壮絶としか言い様がないですね… 1曲目のFALL OF SERAPHの普通声パート「Proclaim the fall of seraphs...」の歌い方が いつもより弱目だった為、もしかして調子悪いのかと思いましたが、全くの杞憂でした。 その直後から絶叫・絶叫・絶叫です(笑)特にTO DAIMONIONはアルバム版より 遥かにカッコイイと思います。 ちなみに、US LEGIONにはNECROLUST、EUROPIAN LEGIONにはFREEZING MOONが 収録されているので、好みで選ぶと良いと思います。 でも、正直もっと2ndから選曲して欲しかったなぁ…A TIME TO DIEが聴きたかった。 <デモ音源> テクノ調のアレンジが無くなってたり、ヴォーカルを重ねていた部分を一本にしていたり、 エコーを取り払っていたりと総じてシンプルになった印象です。 TO DAIMONIONはシンプルになった代わりにヴォーカルが少し弱めになっているので 原曲のほうが良いと思いましたが、VIEW FROM NIHIL、IN THE LIES~、CRYSTALLIZED~は こちらの方が良いかもしれません。 特にCRYSTALLIZED~のヴォーカルはカッコ良く、今作の中でもお勧めの曲です。