やはりの名曲集。 ポップでありつつも、どこか冷やかな印象が込められ、期待を裏切ることのないメロディーを聴かせてくれるありがたい作品。 一曲目のGODZILLA。曲調自体はそこまで好みでもないですが、ゴジラ好きの僕としてはどんな曲調であろうと称えます。 そんな名曲(迷曲?)に続くGolden AGE OF LEATHER。これは本当に超名曲。 前半のポップなメロディーでもわりと満足できるのに、途中から走り始めて胸が躍る。 GOIN’ THROUGH THE MOTIONSはポップソングとして申し分ない出来。 終わり二曲の歪んだ美学は、やはりBOCならではのロマンティック。 メロディアスなロック好きには完全におススメでしょう。
'77年発表の5thアルバムです。 前作からさらにメロディーを強化した路線にシフトした本作は、そのメロディーの美しさもさる事ながら産業ロック/メロディアス・ハードの奔りともいえるクリアかつ厚みのあるサウンド・プロダクションのクォリティーが高いのが特徴です(なんでも、各楽器パート毎に別々のプロデューサーを起用するこだわりようだったのだとか)。 ヘヴィでユーモラスなオープニング曲 "Godzilla" はほんの挨拶代わりのジャブみたいなもので、 "Golden Age Of Leather" 以降のメロディアスな楽曲こそが聴き所でしょう。