この曲を聴け!
ELATION (2012年)
MyPage

ELATION
モバイル向きページ 
解説 - ELATION
→解説を作成・修正
コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2020-05-01 00:14:10)

00年代後半にお家騒動が勃発。現在に至るも、マーク・ケンドール(G)率いる本家(バンド名を名乗る正式権利はこちらが所有)と、看板シンガーのジャック・ラッセルが新たに結成した分家の2派に別れた状態が続くGREAT WHITE。本作はマーク率いる本家の方のGREAT WHITEが'12年に発表した12枚目のスタジオ・アルバム。
なおジャックの後任シンガーとして新たに加入したのは、誰あろう元XYZのテリー・ルイス。GREAT WHITEの活動を熱心にフォローしてたわけじゃないので、後追いで知って「え?加入してたんだ」とちょっと吃驚でしたよ。しかしこの人選がドンピシャでして、XYZの2nd『HUNGRY』でも圧巻だったテリーのワイルド且つ情熱的な歌声は衰えることなく健在な上に、相当数のライブをこなすことでバンドとしての一体感を獲得し、より骨太で埃っぽさを増したサウンドにもジャストフィット。この方向性を決めていたから彼を加入させたのか、彼の資質に合わせてこの方向性を選択したのか、どっちだろ?
全体的に乾いた空気感が支配的な本編ですが、マークの滋味深いGプレイが映えるエモーショナルなバラード系の楽曲も充実。テリーのソウルフルな熱唱が堪能できるアコギ・バラード⑤も絶品ですが、個人的に一押ししたいのはピアノのイントロに導かれてスタートする⑩の方。バラードというよりは抒情メロハーといった儚い憂愁を孕んだ曲調と、ちょい掠れた歌声にどうしようもなくエモーションを掻き立てられてしまう名曲です。
尚、この編成はアルバム1枚のみで終了し、現在のGREAT WHITEのフロントマンの座にはミッチ・マロイが就任している模様。そっちはそっちで音源が聴いてみたいぞ。



発言

評価:★★★ 素晴らしい!! ★★ 良い! まあまあ コメントのみ
→発言を修正・非表示 | 移動
→問題発言を非表示