レニー・ウルフ氏の絶唱と、gの人のメロディーセンスが光る1枚。レニー氏の声質から、Zepクローンやら何やらと叩かれました(その割には、某雑誌のレビューはかなり好意的だったけど)。また、完璧にZep系の曲(Mama's Love)を入れてたりしたから、余計。でも、この1枚は、Zep風味が少ない、エッジのあるメロディアスな楽曲にこそ、魅力が濃縮されてた気がします。 Break Down The Wallは、まさにサビの部分が心に突き刺さった、僕には当時のMTV時代を象徴する音になりました。しっとり落ち着いたバラードShannon You Lose、もの悲しくレニーの絶唱が映える曲Burns Like A Star、高校時代、当時のMTV時代の、僕の想い出が詰まった1枚なのです。
学生時代は金がないため、友達と相談してお互いがダブらないようにレコードを買った。 僕はDOKKENの“THOOTH AND NAIL"を買い、そいつはこれを買うことになった。そうすると案の定、僕はSTONE FURYを気に入り、友達はDOKKENを気に入った。まぁ他人の畑は良く見えるとは名言である。 やはりこの作品に関しては“Break down the wall"が圧倒的に印象に残るが、その他の曲も結構聴ける。ちなみにそいつはテープの余ったところにジョシュアだのビスカヤだのシルバーマウンテンだの入れてきて、「いつの間に買いやがったんだ、この野郎!」と思わせたが、よく考えれば自分も テープのあまりにラットやモトリークルー、キックアックスを入れてDOKKENのテープを渡していた。類は友を呼ぶともよく言ったものだ。
LAメタル陣は、1曲目のインパクトに全てが凝縮されているが、本作も例外 ではない。 STONE FURY の良さは、メロディが秀逸であるうえに、更にそのVAN HALEN的な ギターワークにある。 その顕著なものが、2曲目に現れている。 本作に収められた9曲全てが完璧であるが、メジャー調のナンバーも明るく なりきれず、深みを感じさせてくれる。 特にラストに収められた、切ないShannon You Loseは涙なくしては聴けない。 3曲目のLife Is Too Lonelyも一級品の出来。
大学浪人時代にお金が無いので中古盤で買いました。ジャケット買いです。お金も無いくせに、第六感で。素晴らしかったです。後にキングダムカムとして有名になったときは、自分が育てたようで嬉しかったです(中古盤で買ったくせに)。Shannon You Loseをはじめとする、悲しいくらいに美しい楽曲群。LAメタルとされるが、かなりブリティッシュっぽい。湿ってて日本人向けのメロディアスハードロック。キングダムカムも素晴らしいが甲乙付けがたい。 お薦め度 ★★★★★★★★