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THE FREAK IS ALIVE
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解説 - THE FREAK IS ALIVE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2016-02-09 23:43:18)

2015年発表の2nd。

元は別名義でブラックメタルバンドを演っていたのが、デスメタルを経由し、現在ではプログレメタル化した…という変遷の経歴を持つバンドらしいです。そんな経歴のためか、ブラックメタルファンの好みとの親和性もかなり高いように思える、暗黒度のかなり高い作風ですね。

ミッドテンポ中心で怪奇な印象を残すリズムに、そのリズムを強調するように刻むリフやイカれたフレーズを乗せ、ひたすらに不条理で気味の悪い世界観を描いていく音。ヴォーカルは迫力のあるデス声と、妖しげな儀式の祈祷の如き中音域のクリーンの両刀使い。デス声が弱かったり、クリーンにムードがなかったりするようなことはなく、しっかりこの妖しい世界観の語り部を務めてます。

この作品、リズムの音色はしっかりしてますし、それをリフで補強してたりするので、意外に音作りがマッシブというか、フレーズ>音響な感じの志向性なのに、楽曲がひたすら不気味な情景を描き続けている所が変わってますよね。ブラックでいうとVED BUENS ENDEやVIRUSの不気味な部分に特化してより逸脱させた感じ…というと近いでしょうか。

作風自体はかなり前衛的ですが、変に実験的な展開を設けて暗黒性を減少させるというようなことはせず、ダークであることは一貫しているのである意味聴きやすいと言えるのかも。合う人はうっとり出来ますが、合わない人は一曲目でギブアップでしょう(笑)。



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