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SCRATCH AND BITE (1985年)
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SCRATCH AND BITE
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解説 - SCRATCH AND BITE
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. m.c.A.K. ★★ (2003-03-19 14:00:00)

TNTが新作発表間近、220VOLTがデビューシングル発表時のメンバーで再結成したり等、私が好きな'80北欧メタルの勇者達が地味ながらも活動を続けている現在、個人的に再結成を期待しているのがこのTREATなのです。
当時の北欧メタル勢の中でも、かなりの大衆性を誇っていた彼等。EUROPEに続くバンドとして注目されていました。(B!の深紫命のK.S.が珍しく誉めていた)
'85年発表のこの1stアルバムにおいても、耳に馴染み易い(覚えやすい)メロディやアレンジは中々のクオリティだと思います。
当時言われていたように、確かに初期のBONJOVIに近い感じもするけど、キーボードのはいったメロディアスでちょっと湿り気のあるHRをやっていると皆「BONJOVIっぽい」なんて言われたものです。
彼らの場合はLAメタルからの影響(ファッションも含めて)+北欧独特の哀愁といったところでしょうか?
デビュー作なので当然、サウンドプロダクションや演奏には甘さが感じられるけど、この初々しさってのも“磨けば光る原石"という感じがして堪らないのです。




2. けんしょー ★★ (2004-04-16 00:43:00)

m.c.A.K.さんのおっしゃるとおり、北欧のBON JOVIと言われてましたね。
個人的にはこの1stが一番好きだったりします。
北欧の雰囲気が気持ちいいメロと相まってなかなかのモノ。
時代を感じる音質も、今や懐かしく・・・。




3. MK-OVERDRIVE ★★ (2009-10-12 19:16:00)

TREATって一般に北欧メタルのバンドだと言われているが、実際はメタルと認めない向きも多いようだ。このデビュー作を聴いてその理由が解った。出で立ちこそLAメタル風だが、音はメロハーの奔り、いや下手すると普通のメロディックロックである。例えばREO.SPEEDWAGONをもっさりしたVo.に代えたみたいな。でもそれが悪いということではなく、We Are One のようにスケールを感じさせる曲をこの時点で作っている。ブレイク前の原石として聴く分には十分鑑賞に堪えるだろう。しっかし裏ジャケは何なんだー?



4. MACHINE HEART ★★ (2009-12-13 23:21:00)

自分が好きなメロディアス系のバンドの中でも興味深いのがSTRYPERとこちらのTREAT。
出身地もスタイルも異なる両バンドですが、理由は何故かというと、1stから順に聴いて行くと楽曲の確かな成長が一目瞭然だからです(共に5thでコケたという点も共通してるし/笑)。
特に完成度が高いのはGET YOU ON THE RUNとWE ARE ONE。
前者は「これぞ北欧!」な感じだし、後者は素直に良い曲を作ろうという姿勢がうかがえて聴いていて非常に微笑ましい(4thでリメイクされた前者は、実はマイナー臭いこちらのバージョンの方が好きだったりする)。
多分メインで評価されてるのは上の2曲だと思いますが、BON JOVIっぽさ濃厚なRUN WITH THE FIREも隠れた名曲として挙げておきます。




5. 失恋船長 ★★★ (2018-12-17 17:12:48)

エキサイティングなサウンドが甘い衝撃を呼ぶ!スウェーデンのニューヒーロー”トリート”ワイルドでセクシーな甘い罠からは、逃れられない!!の帯タタキに、香ばしい青春時代の思い出が蘇ります。北欧らしい甘さと欧州風味満点の叙情的なメロディ、ライトな質感は大衆性を帯び、ヒット曲を生み出そうとする空気が充満している。
リリース当時、日本ではL.Aの次は北欧だと言わんばかりに、雨後の筍の如く、本国でもマイナーな存在を持ちあげリリースしていた。そんな後押しも大きく、日本では割と人気の高かったバンド。今作で聴ける北欧的ワビサビは、島国感情を擽る情緒があり、嫌みのないポップセンスとライトな感性は、甘美な叙情性を大きく魅せてくれる。同郷のDa Vinci辺りが好きな人はマストでしょう。

ちょっと盛り過ぎじゃないとの笑えそうな、帯タタキの文言も、アルバムを聴き進めるほどに、これ考えた人はセンスあるなぁと唸らせる秀逸なコメントでしたね。そして日本一権威ある雑誌の評価を真に受けたファンの多さによって(評論家に意見に流され過ぎじゃ)どっちつかずのバンドと酷評されてしまったデビュー作。
ハードさは薄いが北欧ハードポップらしい音楽性を体感させてくれる優れた一品である事は疑いようもなく、L.Aファッションに身を包んだ北欧サウンドと呼べるバランスの取れた名盤だと思いますよ。
CD化の際にシングルなどに収録されていた⑩『On The Outside』⑪『Danger Games』も追加。これがまたカッコいいんだよなぁ。




6. 火薬バカ一代 ★★ (2021-03-31 23:31:32)

デビュー・シングルをヒットさせた勢いを駆り'85年に発表された記念すべき1stアルバム。
こちとら便利なのでつい「北欧のBON JOVI」とか「ポストEUROPE」とか評しがちなTREATですが、BON JOVIやEUROPEが世界的成功を収めるのは'86年以降のこと。なのでこの時期の彼らに関してはクローン/フォロワー・バンドというより、たまたま同時期に同じようなスタイルの音楽性を志していた、というのが適当なのかなぁと。
そんなわけで、アルバムの幕開けを飾るのは能天気なパーティ・ロック・チューン①。音質は薄っぺらいですし、現在は実力派シンガー然とした歌唱を聴かせてくれるロバート・アーンルンドのVoもまだまだ野暮ったかったりと、初めて聴いた当時は正直「買って損こいた…」と頭を抱えそうになってしまったことを告白しておきます。
但し、そうした評価は後に4th『ORGANIZED CRIME』にてリメイクされることとなる③の登場で一変。哀愁のメロディが奏でられるイントロからして既に名曲の風格漂うこのTREATの代表曲以降は、アップテンポでロックする④、甘く切ないパワー・バラード⑥、ハモンド・オルガンの音色が北欧メタルならではの魅力を付与するラスト・ナンバー⑨といった具合に、フックの効いた秀逸な楽曲が続出。聴き終えてみれば「アッパレな作品であった」との評価に落ち着くという。
思惑通りの大ヒット作となり、TREATの名を一躍知らしめる切っ掛けとなったのも納得の1枚。とはいえやはり今の彼らと比較すると垢抜けなさは隠しようもないので、後追いでチェックする際はある程度覚悟を決めておく必要はあり。



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