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APOCALYPSE - 最近の発言
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Apocalypse

どうしてこんなに魅力的なバンドなのに説病的なほど知名度が得られなかったのだ?と思わせるバンドは数あれど、このバンドほど作品のクオリティと知名度がかけ離れたバンドのいないでしょう。
Music for Nationsの今は亡きUNDER ONE FLAGからもリリースされたスイス産のスラッシュメタル。個人的にも彼らを知ったのは遅く、2000年に入ってからである。このクオリティなのに仲間内からもこぼれていた事に痛恨の極みを感じるのだが、クールなインストナンバーも知的エッセンスを漂わせ、剛毅なパワフルさやスピード勝負でないことを裏付けているのも見逃せません。良く動き回るリズムは変拍子もバシバシ決め、躍動感がある。歌い手も方向タイプではなくしっかりと歌い込めるタイプだけに、正統派ファンも難なく手にすることが出来るでしょう。NWOBHMからの流れを的確に継承したメタリカスタイルではあるが、随所で感じさせる叙情テイストと親しみやすいキャッチーさ、そこにいい意味でのマイナー臭をぶち込み、アングラメタルなスタイルを形成している。
聴きやすいのだが緊張感が漂い、自分たちの個性を確立しようと努力している点も見逃せません。
古き良き古典スラッシュの調べ、正統派メタルに近いスタイルなのも幅広い層に受け入れられる要素かと思います。なんと言っても北欧マインドを感じさせない無国籍なサウンドだと言うのもポイントでしょう。

失恋船長 ★★★ (2022-03-26 12:54:58)


Unwanted / Faithless
『ピンクパンサー』風のイントロに始まり、
グルーヴィな横ノリ・パートあり、パワフルな疾走パートありと、
起伏に富んだ曲展開を支えるのがニック・メーダーの歌唱力。
現在(GOTTHARD)とは唱法がかなり異なるものの、
ドスを効かせた強面シャウトからハイトーンまで淀みなくこなす
パフォーマンスからは、既に実力派シンガーの片鱗がチラ見え。

火薬バカ一代 ★★ (2016-05-26 23:35:35)


Division / Faithless
映画『プレデター2』みたいなイントロSEから
猛然と爆走を開始するスラッシュ・ナンバー。
これがモダン・ヘヴィネスがもてはやされていた
'93年に発表されているのだから頼もしい限り。
なので歌メロがMETTALICAの“BATTERY”みたいなのは
大目に見てあげて下さい。

火薬バカ一代 ★★ (2016-05-26 23:29:10)


Faithless

スイスのAPOCALYPSEがデビュー作から5年のブランクを経て’93年に発表した2ndアルバム(最終作でもある)が漸く正式再発。買い逃していた身には嬉しい限りであります。
この時期はスラッシャーのモダン・ヘヴィネス化が注視され始めた頃合いで、本作に関してもハリス・ジョンズが手掛けた重厚なプロダクションや、エピック性を薄れさせた曲作りの姿勢は明らかに90年代仕様。ただ、歌メロが“BATTERY”を思わせる③からも分かる通り、もともとMETALLICAやTESTAMENTの系譜に連なる、疾走感よりも構築美押しのスラッシュ・サウンドが持ち味だったバンドゆえ、流行に日和ったとの悪印象は皆無。新Voとして、より幅広く「歌える」タイプのニック・ラボーが加わったことで、更にメロディが増量されパワー・メタル化の加速した楽曲がなかなにカッコイイのですよ。それでいてスラッシーな突進力に鈍りが見られないのも重要な評価ポイント。
でもって一番ビックリさせられたのが、ニック・ラボーなる新Voと現GOTTHARDのニック・メーダーが同一人物だったこと。いや結構周知の事実だったりするのかも知れませんが、これまで彼のキャリアについては「地元スイスで幾つかのローカル・バンドに参加」程度しか知らんかった身には心底驚かされましたよ。人に歴史あり…。
実際のところGOTTHARDでの歌唱スタイルとはかなり異なりますが、例えば④のようにドスを効かせた強面シャウトからハイトーンまで余裕でこなす、「実力派シンガー」としての片鱗は十分に垣間見ることができます。。
スラッシュ愛好家は勿論のこと、GOTTHARDファンも試しにいかがでしょうか?な1枚。

火薬バカ一代 ★★★ (2016-05-25 07:12:39)


Apocalypse / Apocalypse
テクニカルな見せ場を備えた劇的な曲展開や、
ドラマティックなツインGの絡みなど、
このバンドならではの魅力がきっちりと織り込まれた
バンド名を冠するに相応しいクオリティを備えた名曲。

火薬バカ一代 ★★ (2009-09-28 23:09:46)


The Night Before / Apocalypse
アルバム中、最もパワー・メタリックな仕上がりを誇る
重厚且つメロディックなヘヴィ・チューン。
重心低く刻まれるGリフがカッコイイ。

火薬バカ一代 ★★ (2009-09-28 23:07:20)


Crash! / Apocalypse
バンドの地力の高さが伺えるインスト・ナンバー。
クサくない程度に劇的に絡み合うツインG、
軽快なフットワークでボトムを支えるDs、
メロディアスなソロもとるBと、
Voがなくとも不満は一切ない。

火薬バカ一代 ★★ (2009-09-28 23:05:44)


Apocalypse

'88年に英インディーズのUNDER ONE FLAGから発表した1stアルバム。(ミックスは名手フレミング・ラスムッセンが担当)
長らくイギリス出身バンドと信じて疑っていなかったのだが、この文章を書くに当たって調べてみたら、実はスイスのジェネーブに本拠を置くバンドだったと分かって驚いた。全編を包み込む暗く湿った雰囲気といい、煮え切らないメロディを歌うヘタウマVoに、ドラマティックに絡み合うツインG、スピードよりも、手数の多いGリフの積み重ねと劇的な曲展開を重視した楽曲の数々といい、生半可なイギリスのスラッシュ・メタル・バンドよりもよっぽど英国然とした風格漂うスラッシュ・サウンドを披露してくれているのになー。
鋭角的なGリフが疾走する高速スラッシュ・ナンバー①⑨を筆頭に、2nd~3rd期のMETALLICAからの影響が濃厚に感じられる作風だが、メロディックなツインGを組み込んで、山あり谷ありで展開していくインスト曲③⑧をしっかりと聴かせきる演奏力や構成力の確かさからは、単なるフォロワー・バンドと切って捨てるには勿体ない程の実力の高さが伺えるし、無駄に大作主義に走ることなく、楽曲をタイトにまとめ上げる姿勢にも好感が持てる。
個人的には歌えるVoを活かした④、NWOBHMの薫りが漂ってきそうな重厚なヘヴィ・ナンバー⑤、そしてバンド名を冠するに相応しいドラマ性を誇る⑥といった、よりパワー・メタル路線寄りの楽曲がお気に入り。
XENTRIXやD.A.M、SLAMMERといった英国産スラッシュ・メタル好きなら是非とも手に取って頂きたい1枚。うっかり買い逃してしまった'93年発表の2nd『THE FAITHLESS』が聴いてみたい。

火薬バカ一代 ★★★ (2009-09-27 21:18:00)