やはり"Soon"におけるSteve Howeのハープの音色が戦争後の物悲しさを見事に表現していて、この曲のハイライトの一つと言える。 "Live 1975 at Q.P.R."でこの曲を再現してしまうメンバーに驚かされるばかりである。 個人的には皆さんと同じように"Close to the Edge"と同格と思っているが、聞いた回数ではこっちのほうが上である。
22分にもわたる大作。 個人的に、“CLOSE TO THE EDGE"と並んで、YESの曲で1番のお気に入り。 この曲は、この時間の長さににもかかわらず、全く長さを気にせず聴けてしまう。 やはり、この曲の1番の聴き所は、中間部のハイテンションで、エネルギッシュな演奏と後半部の美しい“SOON"のパートであろう。前者はまさに圧巻!そこには混沌たるものが存在する。後者はで、美しいアンダーソンの歌とメロディが何と言っても泣ける。 「戦争と平和」をテーマにした曲で、動と静(混沌と静寂)の対比が顕著に音楽で表現されている。 まさにイエスの会心作! ちなみに、この“錯乱の扉"ガ収録されている『リレイヤー』は、キーボーディストのパトリック・モラーツがYES在籍時の唯一の作品。