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The Pack (1985年)
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The Pack
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解説 - The Pack
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★ (2020-12-30 18:30:30)

前作から間髪を入れずにリリースされた印象の強い2nd。オープニングからポップセンス全開のライトな曲で幕開け、完全に振り切っているので不自然さは皆無、むしろ前作で免疫が出てきているので問題なし、今作もこっちでいくんだなぁと確信しました。少々ハードタッチの②、AOR調の軽やかな③とハードなものを好む耳では、眠くなるのですが、中盤ではバーニーに期待するブルース臭が香りだし、気分を持ち直す。クリアーな歌声のシンガーの声質にも合う、チョイ足しブルージーのオシャレサウンドで埋め尽くされている。喰い足りなさを誘発するライトロック路線。とにかく、売れることを念頭に置いたサウンド故に、聴き手を選ぶでしょう。
個人的には、オジサンになり守備範囲も広がりましたので、容易に受け入れるのですが、お金出しては行きづらいサウンドではあります(安っぽいキーボードを引っ込めたのも正解)。現在はBRONZE YEARSというタイトルで1stとカップリングで楽しめますので、サブスクリプションサービスを受けている方はお楽しみくださいませ。




2. 火薬バカ一代 ★★★ (2025-11-24 23:02:54)

'23年に細菌性髄膜炎により急逝されたバーニー・マースデン(G)が、WHITESNAKE脱退後に結成したバンドALASKA(ちなみにバンド名は、旅の途中でアラスカ空港に立ち寄った際、そこで目にした真っ白な景色と抜けるような青空の美しさに感銘を受けたことにちなむ模様)。本作は彼らが'85年に発表した2ndアルバムにして、残念ながらの最終作。
ツアー途中にKey奏者のリチャード・ベイリーが抜け、正式な後任は迎えず4人編成のままでレコーディングされたことも影響しているのか(Keyは助っ人参加のドン・エイリーが担当)、これまで主役級の目立ち方をしていたシンセが脇へと下がった代わりに、楽曲内におけるバーニーのGが存在感を増し、また前作では抑え気味だった彼の持ち味たるブルージーなエッセンスも随所で匂い立つ仕上がりとなっています。
とはいえ、基本的にはデビュー作で披露したキャッチーでメロディアスなハードポップ路線が順当に継承されており、爽やかなメロディと華美なハーモニーを纏ってアルバムのOPを軽快に飾る①、“あなたのいない夜”なる邦題を冠してシングル・カットもされたメロウなAORナンバー⑦辺りにはやはり胸躍りますし、何よりアルバムの締め括り役を担う⑨は、ブリティッシュな愁いを帯びた曲調が明るくポップなノリが大勢を占める本編中にあって異彩を放つ、個人的に一押しの逸品ですよ。(国内盤初CD化に際してボーナス・トラックとして追加収録された⑪も「これ本編に入れて下さいよぉ」と駄々こねたくなる名曲っぷり)
クオリティでは1st『HEART OF THE STORM』に引けを取らぬ名盤。ALASKA自体は短命に終わってしまいましたが、彼らが残したカタログは良作ばかりですね。



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