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HEART OF THE STORM (1984年)
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HEART OF THE STORM
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解説 - HEART OF THE STORM
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. はっちゃん ★★★ (2012-06-10 00:29:07)

何故バンド名がアラスカなのか?

ホワイト・スネイクではプレイのみならずコンポーズ面でもバンドに貢献していたバーニー。
新バンドALASKAではかつて手を出したことの無い音楽性にチャレンジしてみたかったようです。

アルバム全編を覆うシンセサイザーのサウンドは、あえて言うならジャーニーとかエイジアの
路線を狙ったような気がします。コレを前提として聴くとナルホド納得のサウンド。
楽曲の出来もバーニーのポップサイドが充分発揮されていて非常にとっつきやすい。

タイトル曲の「HEART OF THE STORM」は濃厚なブリティッシュ臭が漂う佳曲でバーニーの
ギターもブルージーに唸ってますが、彼のトーンとシンセの相性はけっして良くはないです。
しかしブリティッシュ・ブルースと係わりの深い彼がよくこの方向で行こうと決断したなぁ。
レコード会社が猛烈にプッシュしていれば売れてたよこのバンド。
これは言っちゃいけないけど、MTV向きのルックスじゃないことが災いしたのかもね。

あ、僕は好きですよ、このバンド。




2. 正直者 ★★★ (2020-08-14 12:54:00)

外は猛暑日とゲリラ豪雨が続く日々、だから家の中では爽快な気分を味わおうと手にしたのがアラスカ、カニカマみたいな名前なんで日本人にはあれなんだが(笑)
WHITESNAKEを辞めたバーニー・マースデンがリーダーのバンド。主役はバーニーの渋いギターと思いきや、すがすがしいキーボードがヒュンヒュンと音を出しながら飛んで飛んで回って回る。ポップなロックアルバムになったのには驚いた。
至極真っ当なハードポップ路線、それでもバーニーは楽しそうに健全なフレーズを奏でている。
重量感やパンチ力に欠ける歯抜けロックだ。軟弱極まりないハードポップを健気にやり切っている。NEED YOUR LOVEなんて、WHITESNAKEのAORヴァージョンみたいで面白い。だから嫌いにはなれません。




3. 失恋船長 ★★★ (2020-12-28 18:04:07)

WHITESNAKEから抜けたバーニー・マースデンが新たに立ち上げたバンドがコチラになります。時代は1984年、多くのバンドがアメリカへの進出を伺う時代、衰退する英国シーンに見切りをつけてとなるのだが、今作は雑誌の評価も低く日本でも話題に上ることなく消失。のちに、同じ英国勢のLIONHEARTは再考の機会を与えられたが、同じような路線のアラスカはダメだった。
端的に言えば、徹底的にブルース臭を抜いたWHITESNAKEとも取れる堅実なプレイと楽曲を用意、もっとブルージーに染め上げた方がバーニーらしいと思うが、それではレコード契約もきつかろうと推察できる。しかし、ファンが求めるものとの乖離が評価を下げたのは間違いなく、何を聴けばよいのかと言いたくなるほど、お気楽なキーボードの登場に脱力するのは間違いない。特に今の感性でいけば、キーボードの音は安売りスーパーの如き軽薄さが漂っている。

しかし、そういうマイナス点はあれど、令和の時代を迎え、当時の世相など全く関係ない若い人にとってはどうでも良いわけで、ここは、古のメロディアスロックとして楽しんでもらいたい。この嘘くさいキーボードも80年代なんだよと言いたい。そして何より、アメリカン志向ではあるが、英国的なニュアンスは消えておらず、ソフトケイスされていても、隠せない大英帝国の残り香、落ち着いた雰囲気のあるポップロックの持つ大衆性を楽しんでもらいたいですね。バーニーは個性を捨てた、そこが最大の問題なのだろが、良い部分を愛で楽しむタイプなので、全然イケるんですよね。
80年代のデニス・ストラットン率いるLIONHEARTや、ゲイリー・バーテンのSTATETROOPERあたりを楽しめるマニアにも行って欲しいね。



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