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Piece of Time

かつては R.A.V.A.G.E.という名前で活動していたフロリダのバンド。当時のフロリダと言えばスラッシュメタルをイメージさせますが、このバンドはまさにフロリダ産と呼ぶに相応しいアグレッションを極めたスラッシュサウンドを披露、そのテクニカルなプレイから生み出されるスリリングな展開に興奮必死、アドレナリン放出を抑えきれないのですが、緩急をつけ複雑なビートを叩くドラムの手数足数の多さ、ベースは弾力のあるグルーブをゴリゴリと弾き倒し音圧を加える、そこに緩急をつけたツインリードが絡み急転直下のバンドサウンドを繰り広げる、背伸びしすぎてまとまりがなくなりそうになるテクニカルサウンドが多いのだが、このバンドを方向性をしっかりと見定め一点に集中で放出、その計り知れないエネルギーは聴き手を圧倒するでしょう。
今となっては古典的な場面は少なくないのだが、この手のスタイルは現代のメタルシーンにも脈々と連なっており、スラッシュサウンド特有の先を読ませないスリルに興奮を覚えるマニアなら満足いくでしょうね。
古さを感じさせない鮮烈なアイデア、無名かもしれませんが名盤と呼ぶに相応しい実力を兼ね備えています。
当時、商業誌からは70点台のイマイチな評価をウケました。特にヒステリックに喚きたてるシンガーがアカンとのことですが、後年グロウル系を絶賛する時代が来るだけに、一度、どこかでごめんなさいと言うべきだろう。
今の若い人が聴けば無問題のデス系ヴォイス、有機的な絡みの中で感じさせる冷徹な歌い回しがクールな質感を生み出しています。

失恋船長 ★★★ (2021-08-03 13:49:13)


On They Slay / Piece of Time
こういう直球なパートが多い曲だって良いじゃねぇか。

N男 ★★★ (2015-11-06 22:45:58)


The Formative Years / Unquestionable Presence
疾走部分のヘヴィな刻みリフが中々にかっこいい。

netal ★★ (2013-05-21 14:57:55)


Mother Man / Unquestionable Presence
オープニングからトリッキーかつ手数の多いドラミングで魅せてくれる名曲。
1:52辺りから始まるファンキーなギターソロも素晴らしい。

netal ★★ (2013-04-17 14:43:32)


Unquestionable Presence

ドラムの手数と自由度の高さが何より印象的。もはやギター以上にリードをとっているんじゃないかと思えるほどで、特に予測不能なスネアと音色の多いタムが聴いていて面白い。
曲展開の方もそれに呼応するかのように自由度が高いが、必然性や展開の妙といった要素は殆どなく、一聴すると乱雑にも思える。
だが、その自由度の高さこそこのアルバムの最大の魅力であって、その点はあまり気にならない。
オールドスクールデスらしいかっこいいリフや良い意味でメタルらしくないファンキーなギターソロも随所で見られる。

おすすめ…Mother Man

netal (2013-02-16 23:45:49)


Jupiter

本人達があくまで「アマチュアバンド」と位置づけての復活らしいけど、かっこいいですね。ハードコアパンクがルーツと言わんばかりの暴れっぷりにみんなで輪になって演奏するとこんな感じなんだろうか(?)ぐるんぐるんしたグルーヴとかトレモロリフとかのたうつリフとか盛りだくさんで、胃がもたれそうではあるが満足感を覚えるサウンドだ。技術やアイディアだけで聴かせるのってやっぱり凄いことだなとプロダクションに頼らないところに改めて凄さを痛感した・・・。     

hiromushi ★★ (2011-07-08 02:32:48)


Jupiter

彼らの4枚目。音の傾向としては実験性に溢れた前作から比べると、2ndの正常進化といった趣。テクニカルでアグレッシヴなリフと、ジャズの要素を強くもたせつつも、デス・メタルらしいブルータリティーを堅持させたリズム。前作で見せたサンバやジャズの大胆な導入といった実験性は薄いが、本作でもアンサンブルの妙技は健在。フラッシーなギター・ソロと変拍子や複雑な展開が交差し、渾然一体となってスピーカーから吐き出される様は、10数年のブランクを一切感じさせない。

でぃー ★★★ (2011-04-03 17:48:28)


Jupiter

Usherさん、とうとうこの手のバンドにも手を出し始めましたか、いいですねぇ。


フロリダの伝説的バンド、ATHISTの2009年のライブ&ベスト盤に続く2010年4th。

ライブ盤でのプレイを聴いて、テクに関しては何ら問題は感じてませんでしたが
再結成後の復活作となると空振るバンドも少なくなく、多少の不安はあったものの、
聴いてみたら「おおっ!ATHISTだ!!」と思うくらいATHIST節全開でガッツポーズものでした。
目まぐるしい展開のテクニカル・スラッシュ/デスで
Usherさんの仰るヴォーカルも過去作を聴いてお好きな方なら問題ないかと。
時間も30分台と短いと感じる方もいるかもですが、展開が激しいので個人的には丁度いい感じ。

歴史的には古いバンドですが、テクニカルなメタルが好きな方にはお薦め。

カズチン ★★★ (2011-02-14 21:22:54)


Jupiter

2010年発表の4th。

オリジナルフルとしては17年ぶりの新作らしいです。私はデスメタルの歴史には不勉強で、このバンドもつい最近知ったくらいなんですが、雑誌のレビューを読んだりしてたら、なんかムラムラ来たので買っちゃいました(笑)。

レビューなどでは、「変態テクニカルデス」と言われてますが…これ聴くと、音楽の世界でも、大体において変態とは、「一般よりも欲望に忠実であること」というのが良く分かります。だって、「ブルータリティの追求」にしろ、ジャズ要素も含む「濃いアンサンブル」にしろ、メタルというジャンルの快楽原則に忠実過ぎるくらい忠実ですもん。ただ、メロスピのクサメロや、ギターヒーローの速弾きのように、追求の方法が受け入れられやすいものでないというだけで。

個人的には、インテリジェント&インテンスなのに、時折地獄めいたリフが飛び出す展開といい、聴く以上は気が抜けないアンサンブルといい、本当に心地よい音だったりします。まあ、一つ受け入れられなかった点は、おっさんが駄々をこねてるようなヴォーカル(怒られそうな表現かも…)ですかね…。これがBEHEMOTH並に太い声だったり、SATYRICON並のカリスマがあったりすれば、神盤だったんですが。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-01-22 20:20:15)


Mother Man / Unquestionable Presence
4分半で世界が広がっていく
この曲だけは超えられない...

アルコフォビア ★★★ (2010-10-17 02:05:42)


Mother Man / Unquestionable Presence
テッペンカケタカ。

ケムケム ★★★ (2010-01-23 05:06:09)


Mother Man / Unquestionable Presence
マンホールさんのご意見に全く同感。
後半部で小鳥のさえずりが何気なく入っているところも良し。

よびぃ ★★★ (2008-10-28 20:31:58)


Mother Man / Unquestionable Presence
わはは…こりゃスゲェ!何だこのドラムは?ドラムソロ…いや、まるでドラムが生きてひとりでに突っ走っているかのような迫力!他の楽器も非常に音数が多く音がクリアでかなりテクニカル。正確無比とはこのことだ!
この曲はやはりスティーヴ・フリンのドラミングが聴き所だ。フリージャズのようなテイストも感じられる。よくこんなの叩けるなぁ。

Painkiller ★★★ (2008-07-13 14:28:27)


No Truth / Piece of Time
この曲のイントロは、全メタルひっくるめて屈指のかっこよさだと思う。
曲自体も勢いがあり、曲展開も様々で、非常に素晴らしい

カットタン ★★★ (2008-05-17 23:31:22)


Unquestionable Presence

これぞATHEISTの最高傑作。
ジャズ/フュージョンの要素をふんだんに取り入れた楽曲構成、演奏は見事の一言。
ベース、ギターのユニークなフレーズも凄いが、凄まじい手数、リズムチェンジを誇る
ドラムはあのMAGMAのクリスチャン・ヴァンデにも匹敵する程のテクニックです。

GC8改 ★★ (2007-01-08 22:58:00)


Elements

1st、2ndは超テクニカルなデス/スラッシュメタルだったけど、
今作はアグレッシヴなプログレメタルな感じ。
たぶんATHEISTの中で1番聴かないアルバムだろうが、
それでもレベルは高いと思うのでお薦め。
再発盤のボーナストラックのラジオ・ライブ音源がとても良いです。

カズチン ★★ (2006-10-22 22:15:00)


Mineral / Elements
頭からおしりまでオイシイ♪

hiromushi ★★ (2006-10-15 21:35:00)


Water / Elements
思わず笑い転げる展開力だぁ~!!
すげぇ、すげぇと悶絶しっぱなし・・・。

hiromushi ★★★ (2006-10-15 21:29:08)


Unquestionable Presence

1stに比べるとストレートなデスメタルの表現は薄れ、
もっとテクニカルに、もっと複雑になってます。
とてもスリリングで、コンポの前で唸ってしまいます。
91年の時点でテクニカル・メタル系の名盤。

カズチン ★★ (2006-08-20 22:57:00)


Piece of Time

デモがたくさん付いた再発盤をゲットしました。
89年にオリジナルが発売されたとの事ですが、そんな時期にこんなものが出てたとは末恐ろしい…
スラッシュ寄りなオールドスクールデスに複雑かつテクニカルな展開が練りこまれ、
2006年現在でもとてもカッコよく感じてしまう。
テクニカルなものが好きな人は聴く価値ありです。

カズチン ★★ (2006-08-13 19:58:00)