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Whatever Happened to Fun

後にソロシンガーに転向するカイル・ヴィンセントやガンズのギタリストとして名を馳せるギルビー・クラークがいたバンドが1985年にリリースしたアルバム。メタル系バンドと呼ぶには軟弱すぎるが、ポップスとしてバッサリ切り捨てるのはチョイと思ったいない気がします。普段ハードなモノを食している諸兄にとっては軟弱極まりないパワーポップサウンドに煮え湯を飲まされる気分を味わうこと間違いない、あまあまなバブルガムサウンドに虫歯も疼きそうですが、アメリカ人がこういうのを作りのが実に上手だ、聴かせ方も上手い、やはり文化だなこの手の音は、そう納得させられる品質の高さが一番の聴きどころ。個人的にもロックバンドとして、あまりの優等生ぶりが苦手なんですが、ドライブなど長時間の移動でハードな耳を休ませたい時などにチョイと聴きたくなるのが今作の楽しみ方です。たまにはコーラ片手に思いっきりアメリカの風を感じながら嫌みのないホンマもんのロックを楽しみたいものです。ちなみにリズム隊の二人は90年にエレクトリックエンジェルスのメンバーとして名を連ねていますよ。

失恋船長 ★★★ (2016-02-12 13:39:07)