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When I'm Gone / Missing Pieces
お蔵入りしてしまったのが残念でならない、
世が世ならヒット・チャートを賑わせていたって不思議ではない
フックの効いたこのバンドらしい名曲です。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-02-23 00:24:14)


Missing Pieces

タッピングの名手スティーヴ・リンチ(G)と、ハスキー声が特徴的なスティーヴ・プランケット(Vo)という二人のタレントを擁し、80年代に3枚のアルバムを発表。シングル“TURN UP THE RADIO”をヒット・チャート上位に送り込むも、善戦及ばず解散へと至ったLAの5人組AUTOGRAPHでしたが、マニア筋からの評価は一貫して高く、バンド解散後にUSG RECORDSのヨルグ・ダイジンガー(BONFIRE~SABU)から「未発表曲とかないの?あったらウチからリリースするで」と声を掛けられたことをきっかけに発売が実現した蔵出し音源集がこちら。(日本盤は'94年にテイチクからリリースされています)
内容の方は、これが嬉しくなるぐらいAUTOGRAPHらしさ満点のアメリカンHRサウンドが徹底。それというのも元々は幻に終わった4thアルバム用にレコーディングされたデモテープ収録の楽曲が使われているらしく、なのでこれはもう単なる未発表曲集というよりは、実質的な4thアルバムというべき1枚ではないかと。
前3作に比べるとテンポは若干落ち着き気味ながら、確かなヒット・ポテンシャルを感じさせるキャッチーなメロディ、LAメタル界隈屈指のテクニシャンと謳われたリンチのフラッシーなGプレイも健在。特に仄かな哀愁を塗したメロディをプランケットがオヤジ声…もといハスキー声で歌い上げ、華やかなハーモニーが援護射撃する③⑤辺りは、発表が80年代だったらバンド活動のその後だって多少なりとも変わっていたのでは?と思わずにはいられない出来栄えですよ。
AUTOGRAPHは00年代に入って再結成を遂げてくれましたが、ならば是非とも本作のクオリティを超える新作のリリースを期待したいことろであります。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-02-21 00:14:16)


Get Off Your Ass!

知らないうちに復活していたアメリカンロックの健康的な面をフォローしていた堅実派のロックバンドの復活作。
シンガーのスティーヴ・プランケットは不在だが、ギターのスティーヴ・リンチとベースのランディ・ランドは健在、ソングライティング面において重要なリンチがいれば問題は起きないでしょう。

今作は80年代に披露したキーボードを前面に出した煌びやかで爽快なアメリカンロックは封印、もともと派手さの奥にある堅実さ、その職人気質の曲作りの上手さに定評のあったバンドだけに、ここで聴ける落ち着き払ったブルージーなメロディアスロック路線に違和感はない。
勿論、往年の姿を期待すれば大外しとなるが、何を求めるかで評価を大いに変わるでしょうね。
この時代に復活する意味のあるスタイルでの帰還、新たにフロントを飾るサイモン・ダニエルズはブルージーだ。音楽性ありきだったのか?彼に合わせたのかは分からないが、今作の方向性にはピッタリと言えよう。

今作の充実したものにしたのがギターの上手さ、瑞々しいメロディを技巧的なスタイルを用いり構築、そして分厚目のコーラスを効果的に使い、バンドの本分とも言える聴かせるハードサウンドを確立したといえますね。
とにかく往年のファンは勿論だが、新規さんにも優しい下地のしっかりとした音楽性を披露している。ビジネスの元、振り回されていた80年代、ここに雑念はないと思っている。それだけで十分な気がする。
じっくりと耳を傾けたくなる、古くて新しい鮮度のある音楽を楽しめます。

失恋船長 ★★★ (2021-02-21 20:38:44)


That's the Stuff

1stのジャケ絵では手だけだったのが、2ndでは何と、セクシーなロボットねえちゃん!日本の著名イラストレーター空山基氏が手がけたそうです。
ん?どっかでこの人の絵見たぞ?て方は正解!エアロスミスの「JUST PUSH PLAY」もこの人です。こちらの方が先ですけどね。

長年彼らの作品は入手困難だったのですが、今はサブスク時代で気軽に聴けるようになりました。彼らの扱いは、何故か成功できなかった悲運の
ヘアメタルバンドって位置の様です。知名度低すぎ!2ndも良い作品なんだけどなぁ。底抜けに明るいメリケンサウンド!気持ちいいですよ!
しかし、ギターの人凄いよな・・・めちゃくちゃギターの上手いデフ・レパードって感じ。スティーブ・リンチって、WHITE LIONのヴィト・ブラッタ
とかにも全然負けてないと思うんだけどなぁ。AUTOGRAPHの方がデビューが先みたいですが。どうですか?ハードロック愛好家の皆さん?

cri0841 ★★★ (2021-02-06 07:49:35)


All I'm Gonna Take / Sign In Please
このアルバムにおいてはちょっと浮いてる哀愁ナンバー。FAIR WARNINGみたいですね。このクドいヴォーカルが熱い!

cri0841 ★★★ (2020-12-27 17:27:37)


Sign In Please

バブル前夜の1984年発表の1st。NIGHT RANGER+VAN HALENタイプのゴージャスなアメリカン・ハードポップ!
やたら出来の良いLAメタルの名盤!しかし、こんな爽快感のある音楽は今はなかなか居場所が無いのだろうな・・・。
テクニカルなギターと、粘っこいヴォーカル。キラキラキーボードとデフレパードみたいな分厚いコーラス、秀逸な曲揃いで
文句もございません。何故か終盤に哀愁ナンバーが配置されているのも憎い構成。FAIR WARNINGのファンにも昔こんなの
あったんだぜーとしたり顔でwオススメしたいところでございます。

cri0841 ★★★ (2020-12-27 17:25:27)


Turn Up the Radio / Sign In Please
やりにいっているなぁ
やりにいっている名曲です
この普遍的な響き
THE80年代なラジオ向けの大衆ロックソングです
このコーラスだってギリギリでロックに留まっている
そのセンスが最高に好きです
なんだかんだで今でも聴きたくなりますね
狙い過ぎが癖になります
ギターも巧者

失恋船長 ★★★ (2020-10-16 14:10:53)


Friday / Sign In Please
花金(死語?)のワクワク感を体現するかのような、
今となっては郷愁さえそそられるパーティ・メタル・チューン。
明るい躍動感に溢れつつも、メロディはどこか胸キュンを誘う。
フラッシーなGとKeyも実に華やかに楽曲を彩ってくれています。

火薬バカ一代 ★★★ (2019-07-19 00:25:26)


Sign In Please

VAN HALENの前座を務めたことを切っ掛けにチャンスを掴み、’84年に発表すると米ビルボード・チャートの20位台まで上昇するヒット(最終的に70万枚を売り上げゴールド・ディスクを獲得)となった、LA出身でKey奏者を擁する5人組の1stアルバム。
LAメタル・ブームの隆盛期に発表されているだけあって、ミドル・テンポの楽曲を中心として、全楽器がユニゾンで刻むシンプルなリズム、きらきらシンセ、スティーヴ・プランケットのハスキーな(オッサン声ともいう)Voとハーモニーを活かした覚え易いコーラス・ワーク、そしてGIT講師も務めていたというタッピングの名手スティーヴ・リンチのテクニカルなGプレイがフィーチュアされた本作で聴けるのは、まさに「LAメタルど真ん中」といった趣きのサウンド。NIGHT RANGERとの比較は確かに的を得ていて、あちらを更にカラッと高温の油で揚げた感じのような音…とでも申しましょうか?
昔、ヒット・シングル②(邦題“れでぃおUSA”)を初めて聴いた時は、哀メロ愛好家としちゃ「もっと湿り気をおくれよ…」と全くピンと来なかったのですが、今となってはこのザ・80年代!な底抜けの明るさこそが本作の肝であると確信している次第。しかもキャッチーなメロディ・センス、ギター・ヒーロー然としたフラッシーなGプレイと、単なる添え物に終わらず要所を華やかに彩るKeyとが、楽曲に効果的にフックを作り出してくれていて、大味さを殆ど感じさせません。
心浮き立つ鮮やかなポップ・メタルの名曲⑧を筆頭に、澱んだ空気をスカッと吹き飛ばしてくれる実に抜けの良い1枚。ジメジメと鬱陶しい梅雨の時期のお供に是非。

火薬バカ一代 ★★★ (2019-07-18 00:52:07)


That's the Stuff

THEアメリカンなサウンドが底抜けに陽気な雰囲気を醸し出していますが、芯はしっかりとロックしている精神性が色濃く感じさせるテクニックに的にも申し分ない実力派が1985年にリリースした2nd。パッと聴きは完全にMTV全盛のパーティーロック風な軽快さと明るいノリに「なんだぁこの軽薄な奴らわ」眉間に皺も思いっきり寄せるのですが、ちょっと真剣に耳を傾けると、邪魔をしないハードでタイトなリズム、ギターヒーロー然とした華やかさプレイ、間口を広げるキーボード、厚みを持たせるコーラスハーモニー、健康的なハードポップサウンドにスリルは皆無かも知れませんがツボを押さえた分かりやすい楽曲の持つ親しみやすさは相当なもので、けっして売れ線になびきすぎない根っこの太さも頼もしく、商業的な成功の狭間で揺れ動くアーティスト気質みたいなものも感じさせ、浅いようで深い”音で勝負”出来るバンドサウンドに勉強させられましたね。ある意味、無味無臭だし、ダメな人にはとことんバブリーだし、今ならお目にかかれない健全はロックサウンドですが、小手先のテクニックやハッタリで終わらないロックミュージシャンとしての気概が楽曲に端々に表れているのでメロディ重視の陽性ハードポップが好きな方なら手にとっても損はしないでしょう。

失恋船長 ★★★ (2014-12-13 18:23:17)


Sign In Please

メロディアスでアメリカンなサウンドが印象的なバンドが1984年にリリースした1st。カラッと能天気な面も見えますがKeyが入る事によりキャッチーさとメロディアス加減が絶妙な調和を魅せ、そこに豊かな音楽性を下地としたゴージャスなイメージと同じくらい、爽快感と甘酸っぱい雰囲気を味わいさせてくるアレンジは見事。テクニカルなギターを披露するSteve Lynchのプレイもアクセントとなりバンドの格を一段も二段もに押し上げていますね。こういったサウンドを支えるのは確かなテクニックを持って他にありません、シンプルだからこそ余計な装飾は邪魔になり鼻につくもの、洗練されつつもアイデア豊富な極上のハードポップチューンが目白押しの好盤です。仄かな哀愁が切れ込んでくる様と爽快感は夏のドライブのお供にピッタリです。ポップでキャッチーいい曲ですねと、お行儀よく終わらないロック色と整合感は見事です

失恋船長 ★★★ (2012-01-25 02:58:20)


Sign In Please


80年代に一斉風靡したLAメタルブーム時に登場した、AUTOGRAPHは知名度は低いのだが、一部のマニアからはかなりの人気を誇るバンドで、実力も充分とも言われていることから、彼らに対する評価は過小評価といってもいいだろう。ちなみに本作は84年リリースの1stアルバムで、当時は全米29位まで上昇し、ゴールドディスクを獲得するまでのヒットとなったが、ヒットしたのは本作だけで、その後にリリースされた2nd、3rdは出来栄えはよかったのだが、ヒットとは無縁で過小評価(まさに)で終わってしまったことを考えると、一発屋の如くであった。
ところでAUTOGRAPHはLAメタルバンドではあるが、サウンドの方はRATTやDOKKENのようなメタリックなサウンドとは異なり、どちらかというとNIGTH RANGERなどのようなメロディックなロックサウンドであり、無論本作もそういった感じの曲調で、聴き心地も抜群だ。特にキーボードのサウンドが印象的で、ポップな要素がよく引き立っており、とても効果的だ。オープニングを飾る(1)はとてもポップでメロディックなロックナンバーで本作のベストトラックのひとつといえるほど、存在感があるナンバーで、シングルカットされなかったのが不思議に思える。さらに(2)は彼らの代表曲のひとつで、シングルカットされTOP30入りした中ヒット曲で、サウンドの方も(1)同様ポップでメロディックなロックナンバーで、とても素晴らしい曲で、個人的にはもう少しヒットしてもおかしくなかったと思えるほどの出来栄えだ。その他にもいい曲があるが、特に印象的だったのがラストを飾る(10)で、哀愁が漂うようなメロディックな大作思考よりのロックナンバーで、その哀愁的なメロディが印象に残り、彼らの名曲のひとつといってもいいだろう。まぁ一言で言えば、聴き心地が良いナンバーが多く、一発屋という形で終わってしまったのが、あまりにも惜しいと思うほどの実力を持ってたといえよう。ただ次作の方を最高傑作として挙げるファンが多いが、確かにメロディックでポップなナンバーが目立ち、クオリティー的には本作を凌ぐが、個人的には本作の方がコンセプトがわかり易く、トータル的には本作の方が上だと思うので、AUTOGRATHの最高傑作といえば迷わず本作を挙げる!まさに傑作アルバムといえよう!
正直言ってこれだけのクオリティーが高いサウンドを創り出し、素晴らしい作品を創り上げただけに、一発屋として終わってしまったことが納得できないが、素晴らしいバンドであったことは確かで、一部では絶大な評価を得てることも確かだ。とりあえずNIGTH RANGERが好きなリスナーであれば、恐らく気に入ってもらえる作品だと思うので、AUTOGRAPHに興味があれば、もしくは気になったら迷わず本作を聴くことをお勧めする!
評価96p

エガラー ★★ (2010-08-06 19:11:00)


Turn Up the Radio / Sign In Please
AUTOGRAPH の名曲といえばこの曲。ハードロックバンドでありながら、ハードロック系としてはソフトでポップな要素が強いサウンドが印象的で、とっても聴き心地が良い。特にkeyのサウンドが素晴らしく、透明感あふれるようなサウンドがソフトな感覚とポップさを強く引き立ててくれている。正直成功を収めたバンドではないものの、当時としては可能性を充分に感じられたことは、この曲が物語っているといっても過言ではないが、そのことを考えると少し残念かな。とにかくこの曲は素晴らしすぎる!

エガラー ★★★ (2010-07-25 15:07:07)


All I'm Gonna Take / Sign In Please
よりによってラストが哀愁ロックです。タイトルも何かQUIET RIOTっぽいなあ。自分はこの締め方にはアンチ。

MK-OVERDRIVE (2009-08-29 20:22:50)


Friday / Sign In Please
しまった! 今日は土曜だった。ぁでもウィークエンドのパーティソングにはもってこい。コレもkey.がキラキラ。MKってこーゆーのが好きなんだよな…っとそれで何が悪い?

MK-OVERDRIVE ★★★ (2009-08-29 20:13:33)


Turn Up the Radio / Sign In Please
こうして聴くとそこまですごいいい曲に聞こえないのは何でだろう・・・。
でも、昔はまってたんで星3です。

Epitaph ★★★ (2009-03-26 10:46:56)


Sign In Please

あまりの知名度の低さに涙...
LAメタル全盛期の、とことんハードポップなデビュー作にして最高傑作。
曲は粒ぞろいだし、サビも一緒に歌えるようなものばかり。
確かにギターの技量は突出しているが、プロデュースがしっかりしている
ので一気に聴ける勢いがある。荒削りな部分も曲のよさがそれをカバー
している。LAメタル必超盤には間違いなく選出。

王子おズボン ★★ (2008-01-02 00:42:00)


That's the Stuff

楽曲の雰囲気や路線から言えば、デフ・レパードに似ている気がするが、たまにオークション等でこのアーティストの作品が数千円で取引され、デフ・レパードの作品が数百円で取引されているのを見たりすると、個人的には本末転倒のような気がする。
確かに入手が困難かも知れない.........。でも、高いお金を出してまで、購入する程の価値があるのかには、少々疑問を感じる。
この作品なんかは、ある意味隠れた名盤とも言えるかもしれないが、いい作品は世の中にもっとたくさんある........。商売感覚に走りすぎた高額すぎるオークションには、少し苦言を呈したい。

ヤング・ラジオ ★★ (2007-07-12 15:22:00)


Sign In Please

テラノヴァ系の爽快なメロディアスハードです。でもこのバンド結構古いんだよな~。今聴いても新鮮味を感じる。フェア・ウォーニングなどが好きな人ならマスト!

ジョージベラス ★★ (2007-06-30 18:39:00)


When I'm Gone / Missing Pieces
4枚目が出ていたら収録されてヒットも狙えたでしょう。哀愁と言っても彼らのことだからたかが知れています。ウン、ホントにいい曲書くよこの人たち。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2006-11-12 00:50:11)