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CRY IN THE NIGHT
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解説 - CRY IN THE NIGHT
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2016-07-23 09:13:07)

BANSHEEはカンザス州のカンザス・シティを拠点に、別々のバンドで活動していたシンガーのトミー・リー・フラッドと、ギタリストのテリー・ダンが意気投合したことが切っ掛けとなって結成された4人組で、本作はその彼らが'86年に自主レーベルから発表した6曲入りデビューEP。後に評判の良さを聞きつけたMETAL BLADE RECORDSがバンドと販売契約を結んで再発も行いました。
トミー・リー・フラッドの歌唱スタイルがロニー・J・ディオを彷彿させ(声質自体はさほど似ていませんが)、テリー・ダンがフェイバリット・バンドとしてDIOやIRON MAIDENの名前を挙げ、また彼のギターの光沢を帯びた音作りがJUDAS PRIESTをお手本にしていることからも明らかなように、ここではヨーロピアンHMからの影響を色濃く感じさせるサウンドを実践。
全体的に粗削りな出来栄えとはいえ、大陸産のバンドらしい盛り盛りなコーラスが印象的なバラード③、アコギを用いた導入部からドラマティックに展開していく7分超の大作ナンバー④、Voのパワフルな歌いっぷりと劇的なツインGのコンビネーションが、アグレッシブな曲調に映えるHMナンバー⑤といった強力な楽曲が並ぶ中盤は聴き応え十分。
確かにLEATHEWOLF、MALICE、LIZZY BORDENなんかが好きな方なら、間違いなくビビッと来るであろうアメリカンHMの良盤です。




2. 失恋船長 ★★★ (2017-02-15 19:50:59)

1986年に自主盤をリリース、その後Metal BladeとRoadrunnerから1988年に商品化に漕ぎつける事に成功。目利きの立つマニアの間では話題に上り、気合いの入った正攻法で勝負を挑む正統派サウンドを披露。英国風味のあるウエッティな質感と王道を闊歩する剛毅なHM/HRスタイルの音楽性を墓標としており、自主制作ならではの垢抜けない印象は拭えないが、癖は強いが楽曲に負けずに、しっかりと歌い込めるシンガーのパフォーマンスと(インフルエンザに掛ったディオが段ボールかぶりながら歌っているみたい)光沢のあるコンクリートサウンドの根幹を支えるメタリックなギターと聴きどころも豊富で、哀愁のメロディと乾いたアメリカンロックが共鳴しあう、US産正統派HM/HRサウンドを存分に味わう事が出来るでしょうね。抜群に抜きんでた楽曲が無くとも、バンドの持ち味と高いポテンシャルを知るには十分ですね。今作を聴いたのは昨年、Divebomb Recordsから1stとのカップリングとして収録されるまで聴いた事が無かったのですが、個人的にはこっちの方が好きだったりします。沸々と燃え盛るクールな熱情にほだされました。


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