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SWORDS AND AXES (1995年)
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SWORDS AND AXES
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解説 - SWORDS AND AXES
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1. 失恋船長 ★★★ (2018-10-08 14:50:40)

北欧メタルと言えばALIEN、EUROPE、MADISON、BISCAYA、SILVER MOUNTAINといったバンドを真っ先に思いつくのですが、このバンドも古くは80年から活動、世界を席巻するNWOBHMブームに乗り1983年に1stをリリース。先述したバンドに共通する、甘美なメロディと冷ややかな叙情性、そしてクラシカルフレーバー、DP風味やRAINBOW風味といったリッチーテイストも取り込んだサウンドとなるのですが、このバンドは確かに北欧風のメロディもあるが、よりソリッドで豪快なメタルサウンドと毛色の違いスタイルで勝負。
1stにあった荒々しいヴァイキング感も損なわずに、よりタイトな演奏を披露。相変わらずの下手な歌がB級感を猛烈に発散しているが、これぞへヴィメタルと呼びたくなる様式に則った剛毅なサウンドを轟かせている。

粗挽きだが攻撃的なギターサウンドもメタルマインドを鼓舞させる勇壮さもある。そこに畳み掛けるワイルドなリズムプレイ。でも欧州のバンドらしい繊細さってのがイイ感じでブレンドされており、正統派と呼ぶに相応しい魅力が詰まった一枚となりました。
今のご時世の方が逆にウケそうですね。北欧=甘美なものとEUROPEの世界的成功のあと、そのフォロワーも増えたし紹介もされたせいでイマイチ誤解をされているのだが、確実に日本よりもNWOBHMの洗礼をうけている地域ですからね。この手の荒々しいバンドは沢山いるのです、ただ兵役などの関係でバンド活動が継続されず、短命に終わるケースもあったから、若気の至りで終わり、シーン時代の大きなマーケットを持ち合わせていないだけに、遠く離れた日本ではレコード会社の意向もあり正しく伝わっていないのが現状でしょう。

このバンド、もし上手い奴が歌っていたら高く評価を受け認知されたでしょうね。野暮な北欧メタルで終わらせるのが惜しいバンドです。



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