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ヘヴィメタル/ハードロック
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MILLENNIUM
CAUGHT IN A WARZONE
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Princess of the Light
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Run to the West
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CAUGHT IN A WARZONE
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1.
火薬バカ一代
★★★
(2016-04-29 01:04:25)
NWOBHM末期に活動し、アルバム1枚残して解散してしまった英国・ビリンガム出身のMILLENNIUMがいつの間にやら再結成。そんな彼らから届けられた、ユニオンジャック・ペイントの髑髏ジャケットもイカす2ndアルバム…ということで条件反射で購入してしまったのですが、解説を読むと、どうやら純粋な新作ではないご様子。1stアルバム発表後に制作されたものの、レコード契約が得られず発表の機会もないままお蔵入りしていたデモ・アルバムのCD化らしい。(ライブ会場で手売りしてたとか)
とまれ内容は「お見事」の一言に尽きるので、商品化については何ら異存ございません。灰色の光沢を放つマーク・ダフィの歌声と、湿ったツインGが描き出すドンヨリ薄曇りのサウンドは、典型的NWOBHMのシルエットをデビュー作から受け継ぐ一方、“THE TRAVELLER”みたいな抒情バラードが見当たらない今作は、全体的にアグレッション増し増し。絶好調時のIRON MAIDEN思わす勇壮なGリフが駆け上がるOPナンバー①は、メタル魂がメラメラと燃え上がる名曲ですし、後に続く、愁いに満ちた導入部からテンポアップする②という序盤の強力な2発だけで「参りました!」と白旗掲げたくなった次第。
この他、いかにもNWOBHMな泣きのイントロを配して攻撃的に展開していく⑤や、鋭角的に攻めて来る⑥のような優れた楽曲の数々を収めた本編は、元がデモテープゆえの音質の貧乏臭さをモノともしないカッコ良さが光ります。ゴッドが「デビュー作より完成度高いんじゃないの?」と評した気持ち、分かるなぁと。
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