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IN SWATHES OF BROODING LIGHT
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解説 - IN SWATHES OF BROODING LIGHT
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2016-05-21 10:22:50)

2011年発表の2nd。

変り種ブラックとして、特にアヴァンギャルド性を薄気味悪さやダークさに転化させているバンドとしてよく名が挙がる彼らですが、ほんの触りを聴いただけでもそれを納得させられてしまうような作品ですね。路線としては、LEVIATHANやDEATHSPELL OMEGAなどのカオティックで暗黒趣味の強いブラックと、LE GRAND GUIGNOLやPENSEES NOCTURNESなどの前衛的で演劇趣味なシンフォブラックを掛け合わせたような、不気味なアンビエンスを醸し出すブラックメタル。

普通では掛け合わせないものを掛け合わせたような音で、正直某雑誌のレビューでレビュアーがこのバンドの音に拒絶反応丸出しの意見を書いていたというのも凄く頷ける感じ。前衛戯曲のガワが剥げ落ちかかって、中の地獄が覗いている…そんな雰囲気のある音なんですよね。ブルータルなパートでは不協的なリフの音色も相俟って、破壊的な感触が強いのもまたカルト性を強めているように思います。

明らかにメタラー全般に広く受け入れられる音ではありませんが、これくらい世界観が確固としているバンドだとバンド側もメタラー受けなど全く気にしていないんでしょうね。こういう、明るさや健全さとは無縁な世界観は、個人的にはロックの極みだと思ってます(笑)。



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