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THE TURN OF THE TIDES (2014年)
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THE TURN OF THE TIDES
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解説 - THE TURN OF THE TIDES
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2016-05-24 00:52:00)

2014年発表の5th。

ネオフォーク寄りのペイガンメタルといえばまず名前が挙がるバンドですが、聴いたのはこのアルバムが初。実際に聴いてみた感じとしては、ネオフォーク「寄り」というよりは、楽曲を構成する要素の8割くらいがそっち系で、メタル要素はかなり薄め。品性を感じさせる、中音域でのマイルドな歌唱、メロディアスなアコギやピアノ、キーボードなどによる仄暗いメロディで聴かせる路線で、打ち込みのリズムなど、情景をより深く描くためならエレクトロ要素を取り入れることも厭わない音。

メロディ自体は明瞭で魅力に溢れたものですが、アルバムを通じて内省的な暗さが貫かれているのも特徴ですね。ドゥーミーに悲哀を演出するリフ、ブラックメタルに通じるような絶叫も一部とはいえ聴かれることも相俟って、初期ULVERなどの仄暗い森林系フォークブラック、ARCTIC PLATEAU辺りの内省的ポストブラックなどを好んで聴く層にも受け入れられそう。内省的ではあっても、世界観を伝える力が非常に高いので、取っ付きづらく求心力に欠ける音ではないのが素晴らしいです。

フォーク系のブラックのみならず、ゴシックドゥームやディプレッシブブラックなど、暗く美しいメロディにゆっくり耽溺出来るような音楽が好きであればお勧めです。



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