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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2016-06-05 11:56:05)

2005年発表の1st。

タイプとしては典型的なプリミティブブラックで、如何にも人体に有害な成分を含んでいそうなノイジーなリフと、ガラガラに歪んだヴォーカルが殺伐とした雰囲気を強烈に醸し出している音。メロディ薄めのミッドテンポのパートでは若干の淡白さを感じるものの、ノイジーなリフから漏れ聞こえるメロディはそれなりの威風があるし、ヴォーカルも堂に入った殺気たっぷりのパフォーマンスで聴かせてくれます。

ただ、妙にキーボード・アンビエントへのこだわりを見せる部分がちょっと微妙なんですよね…。オープニングのインストに3分以上も割いたり、ヴォーカル入りとはいえ5分以上のキーボード曲をプリブラ曲の間に挟むのは流石にダレる気が…。この要素が、プリミティブブラックのパートにあまり反映されていないのは、幸と見るか不幸と見るか…。

しかし、オランダのバンドは北欧のバンドと比べるとどこかニッチな感触が強いものが多い気がしますが…気のせいでしょうか(笑)。



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