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Dis Pater (Usher-to-the-ETHER)


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Dis Pater

2009年発表の1st。
中心人物のLyshd氏は元ANNTHENNATHだとか。

何となく好戦的な感じのするバンドロゴですが、実際はフランス産らしい病的なムードやメロウさを強く感じさせる、雰囲気重視なプリミティブ・ブラック。どこか閉塞感を覚えるようなジリジリした音色のリフによる、湿り気のあるメロディや、遠吠えのような掠れきったリバーブの効いた絶叫が、陰々鬱々とした空気感を演出する音。

そこにアトモスフェリックなキーボードが被さってくるのも特徴で、音色だけ聴くとどこか光が差すようにも感じられるんですが、何故かバンドの音と合わさるとより閉塞感を増しているように聞こえるんですよね。また、一部ヴォーカルがガテラルめいた低音も使う部分もありますが、それがまた楽曲のジメジメした薄暗い雰囲気を助長しているように感じます。総じて、プリミティブ系としてはかなり陰湿な印象の音に仕上がっている感じ。

衝動性よりも鬱々とした雰囲気が強い作品ですが、フレンチブラックに特有の病んだムードが好きであればツボに嵌まる音かもしれません。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2016-06-05 12:01:34)