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PANGEA (2016年)
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PANGEA
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解説 - PANGEA
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. cri0841 ★★★ (2016-07-31 21:30:27)

2016年発表の7th。前作より4年ぶり、ちょっと間が空いたので心配していた。
実は、前作発表後にリーダーのチャーリーが病に倒れたそうで・・・何ともまあ。
神は次から次へと彼に試練を与える・・・。

作品自体は先述の事実など何処吹く風の素晴らしい仕上がり。SUNBURST,SUICIDAL ANGELSの
ガス・ドラックスやVICIOUS RUMORSのベースなど、他のメンバーも凄腕で演奏面での充実は
素晴らしい。しかし飽くまで中心はチャーリー。超大陸パンゲアをテーマにしたと言う楽曲は
彼自身の鬼気迫る演奏と共に、圧倒的な説得力で迫ってくる!メタリカを近未来的イメージに
した様なスタイルは本当に最高ですな!この充実したリフ!

復活後では「Riot Squad」が頭一つ飛び抜けた完成度だと思うが、前作「Tales Of The Weird」との
比較では同程度かな。今回も傑作です。話題のガス・ドラックスの貢献度も高いけど、前任者も
上手かったから。メンバーがどうの、と言うよりも楽曲の質の高さですね。

チャーリー自身は来日する気あるみたいだけど、そろそろスラドミ参戦しないのかなぁ?




2. 火薬バカ一代 ★★★ (2016-08-14 08:56:19)

嘗て、マイケル・シェンカーは「精神的に追い詰められた時の方が、生み出すメロディの輝きが増す」と実しやかに語られていましたが、その言を借りるならば、PARADOXのアルバムがどれも素晴らしいのは、やっぱりリーダーのチャーリー・シュタインハウアー(Vo、G)が不幸な目にばかり遭っているからでしょうか?同じドイツ人ですし…。
ってな与太話はともかく、数々の困難を乗り越えて(詳細については国内盤解説参照)リリースに漕ぎ着けた本7thアルバムは、これまでの作品同様強力な内容を誇っています。久々のコンセプト作だったり、新進気鋭のギリシャ人ギタリスト、ガス・ドラックスが新メンバーとして加わったりと、色々トピックもありますが、勇猛果敢な突撃ナンバー①の堂々たる出来栄えが宣言する通り、「PARADOX=チャーリー」の基本図式に一切のブレはなし。金属が擦り合わされるかの如き音色でソリッドに刻まれるGリフ、大馬力で疾走するリズム、硬派な哀愁背負ったメロディを武骨に歌い上げるVo…。荒ぶるパワー・サウンドに流麗な彩りを加えるガスのGプレイの素晴らしさについては、今更言及するまでもありません。
従来作に比べると、モダンな圧迫感を減じた代わりにメロディックなアプローチが試みられている印象で、(攻撃性や疾走感は保持しつつ)サビメロが雄々しくメロディアスに歌い上げられるタイプの楽曲は、HELLOWEEN登場以前の80年代独産パワーメタルに通じる味わい有り。中でも内なるメタル魂にポッと火を点される②⑨のカッコ良さは格別ですよ。
そろそろレコード会社におかれましては真剣に来日公演をご検討頂きたいところ。チャーリーの提案する「『HERESY』再現ライブ」とか、ナイス・アイデアだと思うんだけどなぁ。




3. 失恋船長 ★★★ (2018-02-05 01:54:28)

チャーリー・スタインハウアー以外のメンバーを一新してリリースされた一枚。まさか新メンバーに新進気鋭のギターヒーロー、ガスGが参加するとは驚きです。そのガスGの目の覚めるようなギターワークも殺すことなく、このバンドらしいアグレッシブな叙情派パワーメタルサウンドを披露。チャーリー流儀の攻撃性と叙情性の両面をバランスよく際立たせる事に成功。起伏に富んだアレンジを司る、風雲急を告げるツインギターのスリル満点の構築美。鋭角的なリフワークから繰り出される、畳み掛けるアグレッションと扇情的なメロディによるクロスアタックに悶絶。ツボを突く哀愁たっぷりのメロディと全般的に支配されるシリアスさと重苦しい閉塞感、だからといって大げさな展開になることなく、シャープに、そして峻烈なるアジテーションが一塊となり突っ込んでくる様には、スリル満点の破壊力を秘めています。パワフルだがスラッシーな躍動感を疎かにしていないのが、このバンドらしいですよね。


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