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LIVE - WE ROCK (2010年)
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LIVE - WE ROCK
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解説 - LIVE - WE ROCK
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1. 帰ってきたクーカイ ★★ (2012-07-09 05:46:39)

 2010年発表。
 DIOの最初期のライヴレコーディングを中心にまとめたもの。全12曲のうち、①~⑨が1983年10月5日(1stアルバム発表のおよそ5ヶ月後)、⑩~⑫が1984年8月(2ndアルバム発表直後)のライヴ音源である。
 私は常々ヴィヴィアン・キャンベル在籍時のライヴをフルで聴きたいと願っていたので、このコンピレーションの発売は嬉しかった。とは言え、御大の逝去が発表のきっかけと考えると、複雑な心境にはなるのだが。
 ヴィヴィアン在籍時のライヴは、随分昔(1986年)に3rdアルバム発表後のツアーを録音したもの(「INTERMISSION」)がリリースされているが、スタジオ録音曲1曲を含み全6曲というのはいかにも食い足りない。それに、ヴィヴィアンは3rdの頃にはDIOを脱退する時機を見計らっていたような節があるので、やはり初期の頃のプレイが(私は)聴きたかった。
 内容はというと、今まで発表されなかったのが不思議なくらい良い。御大の上手さは改めて述べるまでもなく、ラフでスピーディー、ライヴならではのエキサイティングな演奏が楽しめる。音も思ったより良い、というかこの少しざらついた音は好きだ(曲と曲の繋ぎがやや不自然なところや、左右のバランスが不安定な部分も少しあるが、まぁ仕方がないだろう)。
 ヴィヴィアンは性格的に少し難しい人らしく、DIO在籍時のことについて“最初から脱退するまで(その音楽が)好きになれなかった”みたいな発言をしていたりするのだが、プレイには関係なく、火が吹くようなギターを聴かせてくれ満足である。ベース・ドラム等他のプレイヤーも腕は確か。良いライヴ盤である。



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