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MARCELLO-VESTRY
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解説 - MARCELLO-VESTRY
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Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2016-07-12 13:02:19)

1989年に華々しいデビューを飾ったマルチェロも同期のガンズの成功に打ち砕かれ死亡(当時シュラプネル系列に代表されるテクニック自慢のギタリストが嫌われる傾向があった)。知らんうちにDANGER DANGERのギタリストに落ち着いていたらしい。2000年以降のメタルに疎いワタクシは驚いていたのですが、これまた知らんうちにソロ的なアルバムをリリース。相方がフランク・ヴェストリーというシンガーで、マルチェロが奏でる爽快で優美なメロディと大衆性のある音楽性に、ザックリとエッジを立てており、優れた演奏と適切なアレンジの産業ロックの中に男を立てています。このバランス感覚が秀逸で甘くならずにビター過ぎない取っ付きやすさは聞き手にとって絶大なる安心感を与えています。主役の張る二人の共演は素晴らしい相乗効果を生み、マルチェロのテクニックに裏打ちされたギターは、強烈なインパクトを残さずとも、コンパクトだが随所に猛烈な自己主張を果たし自らの存在を誇示しています。これからの熱い夏を乗り切るのに重宝する爽快でライトな作風、そこに涼しげな風を吹かせるのが最大に聴きどころでょう。このエモーショナルだが冷ややかで美しいメロディの数々に魅了されますね。ブルーノ・ラヴェルが影の立役者なのかな?



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2020-04-27 00:18:01)

DANGER DANGERにアンディ・ティモンズの後任として参加して以降、卓越したギター・テクニックと曲作りの才(ついでにイケメンでもある)を活かして、傑作『REVOLVE』('09年)や、ブルーノ・ラヴェル(B)のサイド・プロジェクトTHE DEFIANTSのアルバム作りに大きく貢献。今やブルーノの相棒として欠かせない存在となったロブ・マルセロ。本作はその彼が、ベテラン・シンガーのフランク・ヴェストリーをパートナーに迎えて立ち上げたプロジェクト、MARCELLO-VESTRYのデビュー作にあたる作品です。(’08年発表)
ギタリストのソロというとクラシカルなインスト物を想像してしまいますが、ここで聴かれるのはキャッチーな歌メロ&コーラス・ワーク重視のスカッと明るくハジけるポップ・メタル。JACK STARR’S BURNING STARをキャリアの出発点に、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオと組んだLANESLIDEや元MANOWARのロス・ザ・ボスのバンド等、これまで様々な作品に参加してきた実力派であるフランクの、エネルギッシュな熱を帯びた歌声により盛り立てられた収録楽曲の数々は、しれっとDANGER DANGERのライブで披露しても全く違和感なさそうな80年代風味満点の仕上がりです。
当然捨て曲は見当たりませんが、中でもロブ・マルセロの華やかなGプレイが、楽曲が放つ爽快感を数倍にも引き立てるHRナンバー⑩は、彼氏がこの手の音楽スタイルに寄せる愛情の深さがビンビンに伝わってくる名曲ではないかと。
両者とも複数のバンドやプロジェクトを抱えて多忙のためか、この顔合わせが本作のみで終わってしまったことが不満と言えば不満な1枚。



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