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HANDLE WITH CARE (1988年)
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HANDLE WITH CARE
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解説 - HANDLE WITH CARE
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1. 失恋船長 ★★★ (2016-08-02 15:53:59)

フランス産のメロディアスHM/HRバンドが1988年にリリースした4th。欧州産ならではの湿度も高めの扇情的メロディをソフトな切り口でなぞる音楽性だが、メタル然とした重さも残しており、メインストリームに接近しつつも硬派なイメージを損なわないアレンジが印象的で、叙情性を生かした曲作りや厚みのあるコーラスワークなど一流所と比肩されても見劣りする事はないクオリティを保持しており、メロディ派のマニア筋には強くおススメできる一品。爽快感とポップフィーリングを生かしつつもハード目のナンバーも用意し楽曲の質も高く優等生なスタイルではあるが、分厚いハーモニーを生かしたサビは実に鮮烈な印象を与えてくれる。また楽曲によっては甘口になりすぎないようにシャープなギターを前に出し溌剌とした表情を見せているのも見逃せませんね。収録されているデフ・レパードタイプのポップロックとの対比も面白いですよ。
デビュー当時はツインギターを生かした硬派なバンドだったのに随分と音楽性が変わったなぁと微妙な空気も流れるのですが、80年代中期からのシーンの勢い、その流れに乗ろうとしたバンドの苦心も見え隠れする姿がなんともいえない気持ちになります。ある意味、それが前作からボーカルを務めるジミー・マーティンの歌唱スタイルを生かした音楽性にシフトチェンジしたと言えるのですが、
その隠しきれないメタルスピリットが垣間見える姿に、好きな事だけでは飯は食えないよなぁと改めて思い知らされますね。ちなみにスコット・ゴーハムがキーボードとしてクレジットされているのもマニア心をくすぐるかと思います。



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