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Cop to Con
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ダンサブルなビートに乗ってGがファンキーに踊る
ヴァースから、ひんやりとしたKeyを纏った哀メロが
繰り出されるコーラスへ転調する意外な曲展開に
意表を突かれる、アルバム表題曲にしてOPナンバー。
北欧メタル「らしさ」と「らしからぬ」要素を
併せ持ったバンドの魅力が分かり易く捉えられた逸曲です。
火薬バカ一代
★★★
(2021-03-11 23:31:01)
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Cop to Con
現在も活動中(の筈)のスウェーデンのベテランHRバンド、BAI BANGが'91年に発表したデビュー作。ついでに90年代、我が心のオアシスだったゼロ・コーポレーションが発売した記念すべきHR/HM系アーティスト第1号作品――帯のデザインも後々のゼロ作品とは若干異なる――としても記憶に残っている1枚だったりします。
当時(グランジ/オルタナ勢が猛威を振るよりもちょっと前)の北欧メタル・シーンは、DEEP PURPLE/RAINBOW~EUROPEの流れを汲む伝統派と、ロックンロールやファンク、ブルーズといった新たな音楽性を積極的に取り込む革新派とに大きく二分されていた印象で、BAI BANGに関しちゃ「なんかバンド名の響きからしてロックンロール系だろう」と勝手に推測しておりました。事実、後追いで聴いた本作に託されているのは、明るいノリの良さを伴い、時にブルースハープを取り入れたりしつつ軽快なグルーヴで聴き手の体を揺らすロックンロール・サウンドで、その予想はあながち的外れでもなかったわけですが、アメリカ産ほどご陽気にはなりきれない、主にKeyによって醸成されるヒンヤリとした空気感、それにキャッチーに練られたコーラス・ワークにおいて顕著に溢れ出すメロディの爽やかな哀感には、紛うかたなき北欧ハードポップならではの魅力が息衝いているという。特に煌めくOPナンバー①はBAI BANGの魅力が分かり易く詰まった名曲。ポップに躍動する⑤、アルバムをしっとりと締め括るバラード⑧なんかも聴かせてくれますよ。
音質からは台所事情の厳しさが垣間見えますが、ともあれBAI BANG入門盤としてお薦めの1枚。…つか彼らの作品って日本盤はこれぐらいしか発売されていないのでは?
火薬バカ一代
★★★
(2021-03-11 01:27:07)
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