この曲を聴け!
TSUNAMI
MyPage

TSUNAMI
モバイル向きページ 
解説 - TSUNAMI
→解説を作成・修正
コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2016-12-11 18:51:42)

渡米したのか日系人なのかTatsuya MiyazakiとTomotaka Yamamotoの二人とアメリカ人3人の5人編成によるカルフォルニア出身のバンドが1983年にリリースした1st。エニグマに見出されたバンドだけに土着的なアメリカンロックが奏でるシンプルかつソリッドなバンドサウンドは豪快に鳴り響き、大げさなではないが緻密な構成力は楽曲にメリハリをもたらせ、静と動のコントラストを明確に描きだす事に成功。
Y&TのようなブルージーはハードサウンドにT.T Quickなどのパワーメタル系のバンドにも通ずる剛毅なスタイルを併せ持っており軽やかな印象が薄い分、売れる音楽ではないかも知れないが、堅実で渋みのあるロックサウンドが持つ普遍の魅力は、まさに古き良きアメリカンロックの威光を存分にはなっており、ズッシリと重く歯切れのよいリズムと、地に足のついたパフォーマンスが堂に入ったツインギター、リフのキレもかなりの説得力があり、一見地味だが聴きこむほどに沸々と燃え上がるエネルギッシュな演奏に引き寄せられます。
カッチリと纏まったアメリカンロック故に遊び心を少ないが、妙な明るさがない分、硬質感が増しズッシリとした密度の濃さが最大に聴きどころでしょう。




2. 火薬バカ一代 ★★★ (2017-06-14 23:06:56)

今となっちゃ少々アウト気味なバンド名を名乗っていたカリフォルニア出身の5人組。ライナーノーツにデカデカと表記された「津波」の漢字ロゴが目に眩しい、トモタカ・ヤマモト(G)とタツヤ・ミヤザキ(G)という2人の日本人メンバーが在籍していたことでも話題を呼んだ彼らが、’83年にENIGMA RECORDSから発表したデビュー作がこれ。
とは言え、メロディからオリエンタルな要素は殆ど聴き取れず、噛み付くようなシャウトがワイルドなVo、豪快に暴れ回るリフ&リズムを従えた硬派な正統派HMサウンドには、もしデビューがあと数年遅かったら『METAL MASSACRE』シリーズに参戦してたんじゃね?という、USパワー・メタルに通じる肉食系アグレッションとノリの良さが備わっています。
かと思えば、シングル・カットされ米ビルボード・チャート最高60位にランクインを果たした劇的なバラード②を始め、テクニカルな日本人Gコンビが奏でるメロディは、時にウェットな陰りとドラマ性を発散。イントロで炸裂する「殺してやるー!」の日本語シャウトに思わず仰け反るトゲトゲしい疾走ナンバー④や、闇に生きるニンジャの哀愁が伝わって来るかのような⑨といった、日本ネタが直球でブッ込まれた楽曲にしても、単なるネタ曲に堕することなく、きっちりと本編のハイライト・ナンバーとして名曲に仕上げてくる辺り、このバンドの曲作りにおける確かな手腕が光っていますよ。
エピック・メタルの大仰さとSHRAPNELメタルばりの攻撃性でラストを〆る⑩まで、高いテンションを保ったまま突き進んでくれる力作。2nd『THROGH UNDER FIRE』(’90年)も正式再発を是非お願いしたいところであります。



発言

評価:★★★ 素晴らしい!! ★★ 良い! まあまあ コメントのみ
→発言を修正・非表示 | 移動
→問題発言を非表示