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57TH & 9TH (2016年)
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57TH & 9TH
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解説 - 57TH & 9TH
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1. 帰ってきたクーカイ ★★ (2017-01-01 09:29:56)

 ①から⑩までが本編。①と⑥がアップテンポでレコードのA面とB面の冒頭の曲みたい。
 アルバムタイトルが『57th&9th』で、STINGが音楽活動の拠点としている(自宅がありスタジオがある)ニューヨークをテーマにした作品かと思うと実はそうではない。タイトルの『57th&9th』は、つまりSTING自身がその界隈を日々歩きつつ思考した成果がアルバムに結実した、という意味でつけられている。
 収録された曲のテーマは多岐にわたる。ミュージシャン(アーティスト)として生きることに関する曲(①②)や恋愛に関する曲(③⑧)。気候変動(④)や難民問題(⑨)。「いわゆるロード・ソング」(⑥⑦)もある。セルフライナーノーツが掲載されており、この作品に関する作り手の思いとしては、曲に込めた意図をしっかりと伝えたいということなのだろう。
 そのような意味で本作はアルバムを作ることを明確に意識し発表された、単なる楽曲集以上の意味を持たされた作品である。
 ①⑥を除きテンポがゆっくりな曲も多く、⑦のようにアコースティックな曲もある。楽曲の配置にも気が遣われており通しで聴いて楽しめ、かつ個々の楽曲をじっくりと味わいたくなるアルバムのように感じた。本編10曲〔ボーナス扱いの楽曲が本編の後に3曲。①⑨のヴァージョン違いとTHE POLICEの1stアルバム冒頭の曲(Next To You)のライヴ・ヴァージョン〕というのも昔のレコードアルバムのようで、アルバム全体を聴きとおして音楽に浸るというのが、本作の正しい聴き方のように思える。



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