スウェーデン産ヴァイキングメタル2002年作。 Bathory作品は初期作やOctagonのようなVenomによく例えられるアップテンポの作品と、破天荒なヘヴィネスによるヴァイキング作品がある。 ボクは後者こそがBathoryの真骨頂と思っており、ベストアルバムはHammerheart、次いでTwilight of the gods、そしてこのNordland2作品だ。 ちなみに、その次に好きな作品はBlood on iceである。全く受け付けない作品はOctagonあたりの、疾走するタイプだ。 次作のNordland Ⅱと共にマストな作品。壮大なヴァイキング大河ドラマを体験できる。 霊的なコーラス&シンセから入るイントロ、そしてタイトル曲でもある2曲目に突入する時点で、チューニングが合っているのかもアヤシイ極太ギターにノックアウトされる。 しかもこのリフはTwilite of the godsとほぼ同じじゃん!とツッコミを入れたくなるのを抑えつつ聴いていると、クォーソンの乗っけから音程を盛大に外しまくる歌が入り 気付くとその粗雑で大胆な、破天荒で野蛮な世界にのめりこんでしまうのだ。
先日のEmperor来日公演で、 Ihsahnが「ブラックメタル界のゴッドファーザー」と呼んだBathoryの4th。 前作でプリミティブブラックを完成させた彼ですが、 今回は前回の路線をやや引き継ぎつつも曲がよりドラマティックに変化していきました。 A Fine Day To Dieやタイトル曲などはバイキングメタルの始祖とも言われますが、個人的にはまだブラックメタルの要素も強いなとは思います。 また3~5、7などはスラッシーに疾走する曲で、爽快感抜群です。