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End Leaving (Usher-to-the-ETHER)


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End Leaving

2009年発表の2nd。
このバンドは中国出身らしいですが、所属レーベルはあの「No Colours」みたいですね。…「No Colours」って、「有色人種お断り」だと思ってたんですが、どうやら違うようです。

…一曲目を聴いた限りでは、ミディアムテンポにBURZUM系の高音絶叫、緩やかに渦を巻くような、酩酊感を演出するキーボードと、まるで向精神薬を多量に摂取したときのような、意識の定まらない陶酔感のある、いかにもな鬱ブラックしてるという印象だったんですが…続く2曲目では悲壮感や陶酔感を引き続きつつもプリミティブ的な2ビート疾走、3曲目ではダンサブルなリズムにメランコリックなメロディを絡めた、シューゲイザー系ブラックに近い音も聴け、かなりバラエティに富んでいる印象。

その後も一般の鬱ブラよりも陶酔感がかなり強い4曲目、意外にも渋いメロディで始まり、次第に悲壮感を強めていく5曲目、自然音のSEとアルペジオによる、「人間やめて自然に回帰します」的なエンディングの6曲目と、どの曲もキャラが立っている感じ。一本のストーリーを追っているというより、悲劇だけを集めたオムニバスを読んでいるような感覚。それも、全部主人公の自殺で終わるやつ(笑)。音質は、ギターのシャー音強めながら、悲壮感の篭もったメロディがはっきり聴き取れるクリアさで、シューゲイザー系ブラックや音響系ブラックが聴ける人には何の問題もないと思う。

500枚限定なので、購入を考えている人は急いだ方がいいかも。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-01-09 10:14:00)