小説投稿サイト「Arcadia」にて連載されていたライトノベル…という体の架空戦記小説。
2013年10月よりエンターブレイン(KADOKAWA)により、作者自ら大幅な改稿を施した上で書籍化を果たした。その後、この書籍版をベースにしたサウンドドラマ、コミック、アニメとメディアミックスが展開されていった。特にアニメ化に関しては「エンターブレインは勇者の中の勇者」と称するほど、一連のメディア展開は作者ですらエンターブレインの正気を疑うレベルであった。
それもそのはず。タイトルの幼女なんて釣りとしか思えない内容で、硝煙の香り高い本格的戦記が繰り広げられている。特にどっかの赤い国や自由の国に対するリスペクトが強く、作者の共産趣味が惜しげもなく導入されている内容となっている。一応、主人公は幼女に転生したサラリーマンだが作風が作風なので見た目が幼女であることをすぐ忘れてしまうレベルの設定だったりする。
<<あらすじ>>
シカゴ学派の経済理論と順法精神を尊ぶ超リアリストのエリートサラリーマンだった主人公。
しかし、その性格と辣腕が災いし、逆恨みに寄って命を落としてしまう
―はずだった
創造主を自称する「存在X」によって無信仰と倫理観の欠如を咎められ、現代人を悔悛させ信仰心に目覚めさせるべくモデルケースとして、戦争寸前である異世界にて、孤児の少女として転生することになった。
そして、彼女は幼女の皮をかぶった悪魔として超越した存在に抗おうと、広報勤務のエリートコースを目指すのだが、才能は彼女を後方に追いやることを許さなかった。