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THE WOUND AND THE BOW
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解説 - THE WOUND AND THE BOW
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2017-03-07 11:49:37)

2016年発表の2nd。

KRALLICEのメンバーによるテクニカルデス…という事で興味を持ったんですが、最近のKRALLICEもテクニカル・アヴァンギャルド志向を強めているとはいえ、予想以上にアヴァンギャルドな路線で少々戸惑ってしまった作品。

ベースとドラムによる複雑怪奇、かつエクストリームな絡みの上に、ハードコアテイストのある絶叫が乗る…というスタイルですが、まるでベースとドラムのアンサンブルでどこまで行けるのか、その閾値を探っているかのような実験性がある…。楽曲やサウンドスケープよりも、その時の楽器隊の絡みに音を聴く楽しみを見出す感じで、トレモロリフによる高い叙情性も評価されていたKRALLICEとは全く別物。そもそも編成がギターレスですしね。

…という訳で近年のKRALLICE以上に好みが分かれそうな作風。知性や演奏力、クオリティなどは間違いなく高いので、後は合うか合わないかですね…。



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