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BORN IN THORNS
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解説 - BORN IN THORNS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2017-03-07 11:56:02)

2015年発表の1st。
表記によってTHEがあったりなかったり…ジャケのロゴにはTHEがありますが、CDケース側面の方には表記されてないのでショップで探す際は注意。

元EMPERORでGREEN CARNATIONを立ち上げ、CARPATHIAN FORESTなどにも参加していたTchort氏を始め、北欧産ブラックのそれなりに有名所が集まったバンドの初フルアルバムという鳴り物入りの作品。作風自体は、スラッシュの要素の強いブラックで、CARPATHIAN FORESTやAURA NOIRを想起させる感じですね。ブラックの方が主体になってる感じ、前者により近いように思えます。

出だしがかなりパンキッシュなのでイメージを引っ張られますが、北欧産らしい土着的な禍々しさを伴う疾走があったり、キーボードも用いた儀式的な曲があったり、楽曲のバリエーションは意外に豊富。ヴォーカルもブラック特有の噛み千切るような絶叫を中心に、スラッシュ風の怒号、低音のグロウル、濁声でメロディを追ったりなどなかなか表現力高いです。特にタイトル曲での濁声ヴォーカルと一緒に用いられる、悪意に満ちた絶叫がかなり苛烈で素晴らしい。

流石に有名所がやってるだけあって、クオリティも保証済みですが、そういうバンドにありがちな無難さもほとんど感じられない非常に良質な作品。CARPATHIAN FOREST辺り好きな方は是非。



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