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Onset of Gelid Eon (Usher-to-the-ETHER)


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Onset of Gelid Eon

2017年発表の1st。
邦題は「凍てつく永劫の始まり」。

おなじみの国産レーベル、Hidden Marlyからのリリースですが…流石に外れがないですね。コロンビア産のバンドながら北欧産より北欧産っぽい音のプリミティブブラック。ブラックバンド黎明期のDARKTHRONEやISVIND辺りの作品って、メロウなだけでなくそのバンドの哲学を勝手に想像してしまうような、そんな説得力がトレモロに込められていた感じがしますが、このバンドもそれに肉薄するような土着的で邪悪メロウなリフを聴かせてくれます。アトモス系のキーボードやドラマ性の高い展開も導入し、アルバムを通じて変化のある構成なのも良いですね。

ヴォーカルの耳元で叫ぶような絶叫や、粗めながらブラックのリフの良さを伝えるヤスリ的音作りなど、プリミティブブラックとしては隙が無い音で、良質な作品と断言は出来るんですが…何故か3曲目の後半だけトレモロリフの音量がぶっ壊れてるのが謎です(笑)。いきなり音量設定をミスったかのようなトレモロが、全ての音を遮るかのようにメロディアスなフレーズを奏でるので、良くも悪くもそこが印象に残ってしまう…。まあフレーズ自体悪くないですけど…。

そんな訳で一部「ん?」となる箇所はあったものの、プリブラの良さをがっつり伝えてくれる良い作品だと思います。これも買って正解でした。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2017-03-09 20:31:36)