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RIGOR MORTIS VS. THE EARTH (1991年)
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RIGOR MORTIS VS. THE EARTH
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解説 - RIGOR MORTIS VS. THE EARTH
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2020-03-25 00:35:05)

1stで歌っていたブルース・コルビットが脱退。ケイシー・オア(B)と新たに加入したドイル・ブライト(G)がVoパートを分け合うツインVo体制への陣容替えを経て、RIGOR MORTISが’91年にTRIPLE X RECORDSから発表した2ndアルバム。
後にMINISTRYやGWAR、SPEEDEALER、WARBEAST等に参加することとなる猛者たちにより構成されたバンドであり、はっちゃけたアートワークや、RAMONESのカヴァー⑥の激ハマりっぷりからも、彼らに関しては「テキサスの暴れん坊」的なイメージが強いのですが、本作で聴けるのは剛柔使い分けるGプレイといい、思わず一緒に叫びたくなるギャング・コーラスといい、スピードは若干抑え気味に、その分ダイナミズムとノリ易さの増強が図られた、意外なぐらいキャッチー(ポップという意味に非ず)なスラッシュ・メタル。
特にANNIHILATORを思わすインスト序曲①でムーディにアコギを奏でたかと思えば、痙攣気味に刻まれるリフと高機動力を生かして音数多く駆け巡るリズムとが、焦燥感をまき散らしながら突っ走るスラッシュ・ナンバー②③④⑦⑪等では鼓膜を切り裂くように弾きまくったりと、振れ幅の大きなパフォーマンスで楽曲をグイグイ牽引するマイク・スカシア(G)の存在はこのバンドの大きな武器。6分以上に及ぶ緩急を飲み込んだ曲展開で畳み掛ける本編のハイライトたる⑤⑩の魅力は、彼氏のG抜きには語れませんよ。
こぢんまりとしたプロダクションは些か迫力に欠けますが、'91年というHR/HMシーンの一大転換点に発表されたスラッシュ・メタル・アルバムの中では、トップ集団に食い込む完成度を提示してくれている1枚じゃないかと。



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