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RENDER OF THE VEILS (2015年)
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RENDER OF THE VEILS
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解説 - RENDER OF THE VEILS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2017-05-21 11:12:34)

2015年発表の3rd。
同名のバンドがポーランドにもいますが、こちらはオーストラリア産。どちらもそれなりにジャンル内では名の通ったバンドだけにややこしいですよね…(笑)

ポーランド産のMOONは近年エクストリームメタル然とした実体的なヘヴィネスを身に付けてきましたが、こちらは正にカルトを絵に描いたような儀式的な音を出してますね。痛覚すら刺激するようなプリミティブなバンドサウンド、リバーブが掛かり人間性を失った絶叫、そしてそれらを包み込むアトモスフェリックなキーボードが溶け合い、密教的で密室的な音の世界が構築されてます。

この作品、凄く危ういけど面白いバランス感覚の上に成り立ってるように思うんですよね。モノクロのプリミティブさと、サイケデリックな感覚が入り混じっている独特のムードは色彩感覚すら破壊されそうだし、危険で刺々しい雰囲気と宗教的な恍惚感が上手く同居しているのも興味深い。同郷のSTRIBORG辺りに通じるサイケ感あると思いますが、個人的にはこちらの方が演出は上手く感じます。

バンドの音を聴いていることを一瞬忘れ、トランスの中に引き込まれそうになる感覚…意外とシンセを用いたプログレとか好きな人が聴いてもハマるかもしれません。そういう感覚がありつつ、邪悪さに主眼を置いてるバンドって貴重ですよね。



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